<解説>コスプレトレンド 「ガンダムSEED FREEDOM」や「ドラクエ3」リメークが人気 今年はどうなる?
コスプレは自宅で気軽に楽しめる趣味であり、アニメやゲーム、マンガなどの人気のバロメーターとしても注目を集めている。コスプレイベントでは、会場を彩るコスプレーヤーの衣装を通して、旬の作品を分析できるところも、参加する上での醍醐味(だいごみ)の一つだろう。2024年のコスプレのトレンドを振り返りつつ、2025年の注目のコスプレを予想する。 【写真特集】美女レイヤーの水着、バニーガール 大迫力のガンダムも 注目のコスプレ 写真を一挙公開
◇リメークコスプレが人気
コミックマーケットをはじめ、ニコニコ超会議や世界コスプレサミット、東京ゲームショウなど、2024年はさまざまなコスプレイベントを取材したが、どの会場でも圧倒的に多かったのは、スマートフォンゲームのキャラクターに扮(ふん)するコスプレーヤーだった。
「勝利の女神:NIKKE」「ブルーアーカイブ -Blue Archive-」「崩壊:スターレイル」といったおなじみのタイトルに加え、同年7月にリリースされた「ゼンレスゾーンゼロ」も人気が高く、これらのヒロインに扮したレイヤーたちが続々と集結。中には同じ作品のレイヤー同士で集まり、“併せ”を楽しむグループの姿も見られた。
昨年は人気ゲームのリメーク作品も多数リリースされており、「ロマンシングサガ2 リベンジオブザセブン」やHD-2D版「ドラゴンクエストIII そして伝説へ…」の発売時期には、それらのコスプレでイベントに駆け付けるレイヤーも多かった。
また、昨今のeスポーツの盛り上がりを受けて、対戦格闘ゲームのコスプレ人気も再燃。現在大ヒットしている「ストリートファイター6」に続き、2025年には「餓狼伝説」シリーズの約26年ぶりとなる最新作「餓狼伝説 City of the Wolves」も発売されるので、年明け以降、こちらのキャラに扮するレイヤーも徐々に増えていくことが予想される。
◇アニメの放送開始に合わせてコスプレ
アニメ作品では、2024年1月に劇場公開された「機動戦士ガンダムSEED FREEDOM」をはじめ、「葬送のフリーレン」「怪獣8号」「推しの子」「キン肉マン」「2.5次元の誘惑」「ダンダダン」「BLEACH」など、シーズンごとにヒットしたタイトルは総じてコスプレ人気も高く、イベントでも扮するレイヤーが多かった。