<春に挑む>選手紹介/5 東海大菅生・新井瑛喜/二松学舎大付・日笠礼凰 /東京
◇筋力に自信の強打者 東海大菅生 新井瑛喜(ひでき)(2年) 長打力が持ち味で、打線の中軸を担う。打撃は中学時代から光っており、「中学で本塁打を30本くらい打った」という。昨秋は公式戦8試合で打率は3割7分、都大会決勝では勝ち越しの2点本塁打を放つなど、バットでチームに貢献した。 筋力に自信があり、ベンチプレスは115キロを上げ、チームで一番の力持ち。課題だったスタミナも毎日走り込みを続けることで克服した。この冬は、食事トレーニングで体重を増やし、素振りの回数も多くして長打力をさらに磨いている。 父が剣道経験者、兄2人は総合格闘技や極真空手をしている格闘技一家に生まれた。自身も格闘技を見るのが好きで、練習することもあるという。【加藤昌平】 ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)179センチ、88キロ(3)松本ボーイズ(長野)(4)バッティングでチームを引っ張る。甲子園では本塁打を誰よりも多く打ちたい ……………………………………………………………………………………………………… ◇明るい人柄で慕われ 二松学舎大付 日笠礼凰(れお)(2年) チームのムードメーカーで、明るい人柄は学年に関係なく親しまれている。練習外でもよく話題の中心になっている選手だ。 1年夏の東東京大会でベンチ入りして適時打を放つなど活躍したが、昨夏の甲子園はスタンドで応援した。同年のセンバツを制した大阪桐蔭と互角に戦うチームメートの姿を見て、「すごい」と感動した。同時に「自分もあの空気をグラウンドで味わってみたかった」という思いが湧いた。この冬は持ち味の力強いスイングを取り戻すために、打撃フォームを確認しながら練習を重ねている。 自分を鼓舞するため、寮の自室のボードには同室の大矢青葉(2年)の字で「自分を信じろ 泥臭く強く生きろ」と書いてある。【小林遥】=つづく ……………………………………………………………………………………………………… (1)右投げ右打ち(2)180センチ、95キロ(3)熊谷リトルシニア(埼玉)(4)二松学舎大付らしく粘り強く、夏(の甲子園)につながるプレーをしたい