８日（現地時間）、ウクライナ文化情報省傘下の戦略疎通・情報セキュリティーセンター（ＳＰＲＡＶＤＩ）が北朝鮮軍と推定される軍人が列に並んでロシアから補給品を受けているとして公開した映像。［写真　ウクライナＳＰＲＡＶＤＩのＸ　キャプチャー］

ロシアに派兵された北朝鮮軍がすでにウクライナ国境を越えて侵入したという西側情報当局の伝言が出た。 ＣＮＮは２９日（現地時間）、２人の西側情報当局者の話として「少数の北朝鮮軍がすでにウクライナ内部に侵入した」とし「当局者たちは北朝鮮軍がロシア東部で訓練を終えて最前線に移動することになれば、侵入兵力規模も増えると見ている」と報じた。 ある当局者は「相当数の北朝鮮軍がすでに動いているとみられる」と話した。 これに先立ち、韓国国家情報院は前日の非公開国政監査で、ロシアに派兵された北朝鮮軍のうち、高官級将軍などを含む一部の兵力が戦線に移動した可能性があると明らかにした。 国家情報院はウクライナ軍が「北朝鮮兵士約３０００人が激戦地であるクルスクで訓練中」と主張したことに対しては「可能性がある」としながらも「まだ確定的に移動したと答えられる状況ではない」と明らかにした。 国家情報院は北朝鮮がロシアに今年１２月までに計１万９００人を派兵するものと予想した。 米国防総省と国務省も、北朝鮮が訓練のためにロシアに兵力約１万人を派遣しており、その一部はすでにウクライナ側にさらに近く移動したという。