誰もが驚く新感覚の味わい“スルメとトマトのスープ”のつくり方
スルメのもどし汁とトマトだけなのに、まるでスープ・ド・ポワソンのような濃厚なだしとボリューム感に。もどしたスルメはじっくり煮込んだイカのように噛みごたえのある具材になります。旨味と栄養の詰まった乾物を意外な利用法で使いながらつくる、デイリーに役立つスープを有賀 薫さんに教わりました。 【写真を見る】誰もが驚く新感覚の味わい“スルメとトマトのスープ”のつくり方
■“スルメとトマトのスープ”のつくり方 スルメのもどし汁とトマトだけなのになんとも奥行きのある深い味わい。マヨネーズとにんにく、一味唐辛子でつくった簡単ソースを添えると、まるでスープ・ド・ポワソンのルイユソース! スープを味わった後に加えるとあら不思議。炙ったスルメにマヨネーズをつけているみたい! ◇材料 (2人分) スルメ:20g トマト:2個(完熟、またはトマト缶1/2缶) にんにく:1片 オリーブオイル:大さじ1 塩:適量 ★ 簡単ルイユソース: ・ マヨネーズ:大さじ1 ・ にんにく:少々(すりおろし) ・ 一味唐辛子、またはカイエンペッパー:適量 (1)下ごしらえ スルメははさみで小さく切りながらボウルに入れ、水500mlを加えて2時間ほどもどしておく。にんにくはつぶし、トマトは一口大のざく切りにする。 (2)煮詰める 鍋にオリーブオイルとにんにくを入れ、弱火でじわじわ加熱する。香りが立ったら、トマトを加えて混ぜながら、4~5分ほどしっかりと煮詰める。 (3)ルイユソースをつくる マヨネーズとすりおろしたにんにくを混ぜ、食べるときに皿に添えて一味唐辛子またはカイエンペッパーをふる。 (4)仕上げ スルメともどし汁、塩小さじ1/2を加えて煮る。10分ほどたったら味をみて、足りなければ塩で味をととのえる。器に盛り、ソースと好みでパンを添えても。 --------------- ――教える人 「有賀 薫 料理研究家」 2011年より毎日SNSでスープのある生活を発信。スープから始まるライフスタイルを提案している。実験イベント“スープ・ラボ”はじめ、スープをテーマにしたイベントを多数主催。2020年『朝10分でできる スープ弁当』(マガジンハウス)が第7回料理レシピ本大賞料理部門入賞。最新刊は『スープ・レッスン2』(プレジデント社)。 --------------- ※この記事の内容は、『技あり!dancyuスープ』に掲載したものです。 文:神吉佳奈子 撮影:鈴木泰介
神吉 佳奈子