「四股を伝授する」元アマ横綱・花田秀虎 アメフトNCAAデビュー「めちゃめちゃ楽しかった」
日本体育大学1年生のときに相撲の全日本選手権で優勝した花田秀虎選手。元“アマチュア横綱”がアメリカンフットボールに転向し、この夏から本場アメリカのコロラド州立大学に留学していました。 【画像】NFLへの挑戦を表明してアメリカ留学中の花田秀虎選手の相撲時代とアメフト日本選抜の写真 その花田選手が全米大学体育協会(NCAA)の公式戦デビューを果たしました。 現地時間28日にコロラド州フォートコリンズで行われた空軍士官学校戦に第3クオーター途中から出場。後半の第3、第4クオーターで守備ライン(DL)として3つのタックルをマークしました。試合は30-13のスコアでコロラド州立大は敗れています。 日体大を休学し、今年の8月に渡米。キャンプから練習に参加していた花田選手。アメフト転向は昨年の秋で、1月に国立競技場で行われた『日米親善試合・ドリームボウル』の日本選抜にも名を連ねました。しかしその試合を含め公式戦の出場経験はなく、異例の形で編入、留学の機会を得ていました。 渡米前の会見では「(自分は)ついている。ワクワクしています。向こうでは選手たちに四股を伝授したい。(NFL入りの)夢をかなえることが相撲への恩返しにもなる」と語っていました。
花田選手は今回の公式戦デビュー後には「まずめちゃめちゃ楽しかったです。アメフト選手として初めて公式戦に出場し、怪我なく最後まで戦うことができてよかったです。まだまだ課題は山積みですが、かなり自信がつきました。もっともっと上を目指して頑張ります」とコメントを寄せてくれました。 日本選手がまだプレーしていない米プロNFL入りを目指す花田選手の挑戦が、実戦段階に入りました。