「意欲」をもって行動すれば、すべてがよくなるという研究結果
もし、あと戻りしてしまったら……
やる気が失せたり、やろうと思っていたことを忘れたり、実行しようと決意したことや「幸福度が高まる行動習慣」をやりそびれてしまったり…。現実問題として、そういうことは誰にでも起こりうるものです。完璧な人間なのいないのですから、むしろ普通のことだともいえるかもしれません。 また、感謝の念を持たない、人を許せない、自己中心的になる、悲観的になる、心に傷を負う、無気力になる、優柔不断になるなどについても同じことがあてはまるはず。「ネガティブ感情」がついてまわる状況は多く、そういった感情はすぐに反応を引き起こす働きがあるわけです。 いずれにしてもみなさんに覚えておいていただきたいのは、「幸福度が高まる行動習慣」に取り組み続ける意欲をなくしたり、実際にやめてしまったりしても、救いようがない状況だと感じないでほしいことです。(364ページより) なぜなら人生は、ときに複雑であり、邪魔が入りやすいものだから。取り組んだ方法が適切でなかったことも考えられるでしょうし、友人からのさらなる励ましが必要だったというケースもあるでしょう。 いずれにしてもそこであきらめず、もう一度、意欲をかき立て、また正しい軌道に乗ってみればいいのです。 「最適なタイミングと変化」「強力な社会的支援」、そして「ひたむきに努力する」ことの3つが正しく組み合わされば、たいていの人には効果があると研究結果によって裏づけられています。(365ページより) これは、心にとどめておく価値のある重要なポイントことかもしれません。(363ページより) 私たちの誰もが、それぞれのやり方で幸せになれる可能性を持っているのだと著者は強調しています。日常生活で幸福度が高まる基本的な行動は、自分で思っているほど手ごわいものではないとも。だからこそ、ぜひとも本書を参考にしながらよりよい未来を目指したいものです。 >>Kindle unlimited、99円で2カ月読み放題キャンペーン中! 「毎日書評」をもっと読む>> 「毎日書評」をVoicyで聞く>> Source: 日本実業出版社
印南敦史