古宇利オーシャンタワーの「パイナップルドレッシング」、「調味料選手権」で受賞
「古宇利オーシャンタワー」(今帰仁村古宇利)が販売する「パイナップルドレッシング」が10月20日、「第15回調味料選手権2024」の「地域の味ベスト賞」を受賞した。(やんばる経済新聞) 【写真】古宇利オーシャンタワーのレストランで提供するサラダ 「日本野菜ソムリエ協会」(東京都)が毎年開く同コンテスト。地域性や素材のこだわりを評価するもので、全国183社からのエントリーがあり、同部門からは15社が選出され、沖縄からは唯一、同ドレッシングが受賞した。 同商品は、沖縄産の未加糖のパイナップル果汁と名護・屋我地産の塩を使い、酸味を抑えて甘さを引き出し、地域に根差した味わいに仕上げた。2020年から販売しており、同施設内のレストランのサラダドレッシングとして提供しているほか、土産物としても人気を集めている。ショップでは毎月約100本が売れるといい、飲料部の知念寿貴課長は「ここでしか手に入らない特別な商品にしたかった」と話す。価格は800円。 1次審査は野菜ソムリエやシェフらによる味と素材の評価、2次審査は今月16日~20日に「阪神梅田本店」で一般客の購買数で選考が行われた。同百貨店でも、開始から2日で100本が売り切れる人気ぶりを見せた。 「観光客から増産を望む声や『もっと有名にしてほしい』という声があったことから、遠方の人にもこの味を届けたいとコンテストへの参加を決めた。地域の素材にこだわり抜いた点が評価されたのかもしれない」と知念課長。「一本一本が瓶詰まで手作りなので生産が追いつかないこともあるが、製造量を増やして、ドレッシングを買うために立ち寄っていただけるような商品に育てていきたい」と話す。
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