香取慎吾の出演ラッシュ、稲垣吾郎&草彅剛の俳優としての進化……新しい地図の2025年は“返り咲き”?
2025年の幕開け。新しい地図にとって、今年は「返り咲き」という言葉が似合う一年になりそうだ。1月1日、香取慎吾がさっそくYouTube動画「2025年もよろしく!しんごちんから新年のご挨拶!【香取慎吾】」を更新。お正月番組への出演ラッシュを語った。 【写真】2024年もパラスポーツを応援した稲垣吾郎&草彅剛&香取慎吾 1月2日には新春特番『正解は現地で』(読売テレビ/日本テレビ系)でMCを務め、お正月のお茶の間に香取の笑顔が届けられた。そして1月13日には、『欽ちゃん&香取慎吾の第100回全日本仮装大賞』(日本テレビ系)も控えている。かつては当たり前のように感じていた風景が、再び戻ってきたという印象だ。 また、1月9日より主演ドラマ『日本一の最低男 ※私の家族はニセモノだった』(フジテレビ系/以下『日本一の最低男』)がスタートする香取。その宣伝も兼ねて、フジテレビ系のバラエティ番組への出演が続いている。 1月4日にはアンタッチャブルの山崎弘也との『おじゃMAP!!』が一夜限りで復活。続いて『新しいカギ 新春2時間SP!永瀬廉&本田翼&白石麻衣&香取慎吾…最強ゲスト続々!』にもゲスト出演し、翌5日の『ボクらの時代』、『フジテレビドラマライブ2025・冬~1月スタートの新ドラマ俳優陣集結~』(いずれもフジテレビ系)にも登場した。 さらに1月6日には、『冬の新ドラマ大集合!THE BET』(フジテレビ系)に出演。同番組は、『ななにー』こと『ななにー地下ABEMA』(ABEMA)で“ななにーファミリー”として絆を深めてきたみちょぱ(池田美優)もMCとして参戦しており、この数年インターネットテレビで積み重ねてきたことがしっかりと地上波テレビへの道につながっていたことを感じる。 ドラマ『日本一の最低男』の企画も、「香取慎吾とドラマがやりたい」と北野拓プロデューサーが強い思いを胸に始動したプロジェクトだったと香取が動画内で語っていた。その演出を手掛けるのも、2021年1月に放送された『アノニマス~警視庁“指殺人”対策室~』(テレビ東京系)でタッグを組んだ及川拓郎監督と、こちらも途切れることのない縁を感じる。 この流れは、2024年から着実に強くなっている。草彅剛&香取のユニットSingTuyo(しんつよ)名義で久しぶりにリリースした新曲「眩しい未来」は、上野樹里・和田唱夫妻によるもの。上野と香取は、2016年に日曜劇場『家族ノカタチ』(TBS系)で共演。SMAP解散騒動の渦中だった香取にとって、明るい上野の存在は救いとなったとも語られている仲だ。 そして和田と草彅も、ギターの師匠と弟子のような関係性。草彅が2022年に『はっぴょう会』を開催した時にも、ともにステージを盛り上げた。そんな縁深い人たちからの楽曲提供。彼らを深く知っているからこそ紡げた歌詞は、NAKAMAたちにとっても嬉しいフレーズばかりだ。 稲垣吾郎もソロ曲「SEASONS」をリリース。この曲を手掛けたTENDREとも、稲垣のレギュラーラジオ『THE TRAD』(TOKYO FM)でのゲスト出演がきっかけだったというから、すべてが繋がっているのだと感じずにはいられない。その2曲を携えて、新しい地図を広げて以来、初となる3人での音楽番組出演となったのも、2024年の大きなトピックだった。 実に7年越しのカムバック。しかし、『with MUSIC』(日本テレビ系)で見せた彼らのライブパフォーマンスにそのブランクはまったく感じられなかった。それどころか、草彅の「10年後は東京ドームでコンサートしてる」という発言にも、十分実現可能だという空気が漂った。それほど、彼らの存在感はかつての縁を、そして新たに巡ってきたチャンスを懸命に手繰り寄せながら、まさしく地図を広げるかのごとく大きく進化し続けていることを痛感する。