HTXが「HTX DAO」ローンチ、ガバナンストークン「HTX」も発行へ
HTXが「HTX DAO」ローンチ、ガバナンストークン「HTX」も発行へ
海外暗号資産(仮想通貨)取引所のHTXが、HTX DAOの設立およびガバナンス機能付きプラットフォームトークン「HTX:HTX DAO」を発行し、独自に発行しているプラットフォームトークンである「HT:Huobi Token」からの移行を発表した。HTX DAOは1月18日に設立され、トークンの移行に関しては1月20日に発表されている。 なおHTXは、現在発行している「HT」トークンのスポット取引やステーキングサービスをはじめとしたサービスを1月22日までに終了している。 また「HT」トークン保有者に提供していた手数料割引などのトークン保有によるメリットも順次停止していき、「HTX」トークンにそれらの機能を追加して行くとのことだ。 なお現在HTXは、「HT」トークンを「HTX」トークンに変換するサービスを提供しており、来年の1月まで利用可能だ。 HTXは、フォビ(Huobi)を昨年9月にリブランディングした暗号資産取引所。「H」はHuobi(フォビ)、「T」はTRON(トロン)、「X」はExchange(取引所)に由来しているという。 HTXは中国の起業家で、トロン・ブロックチェーン(TRON Blockchain)やビットトレント(BitTorrent)の創設者あるジャスティン・サン(Justin Sun)氏が買収しており、実質的なオーナーとして知られている。 サン氏は、HTX DAO設立に際して自身のXアカウントで「業界全体を見ると、集中型取引所の運営は依然として極度に集中化されています。Huobiは初の人民取引所、初の分散型取引所、そして初の民主的かつ自律的な取引所となるべきです。そしてこれらすべてはHTX DAOを通じて達成されます。私たちは、将来のあらゆる取引所がHTXのような人々のための取引所となることを心から願っており、歓迎します」とコメントしている。
田村聖次(幻冬舎 あたらしい経済)