50代、若見えのコツは前髪の「生え際」。クセをとる簡単な“ドライヤー”テク
前髪の生えグセのせいで髪が薄く見えると感じることがありませんか? 「それ、ブローの仕方で解決します!」と話すのは女性の髪問題に詳しいヘアライター・佐藤友美(さとゆみ)さんと、人気ヘアサロンMINXのディレクター・八木花子(八木ちゃん)さん。53歳の読者をモデルに前髪の生えグセ直しのポイントを教えてもらいました。 【写真】ブローだけでこんなに変わる〈ビフォー・アフター比較〉
生え際が全開に見えていると、年齢を感じる
さとゆみ:今日は「生え際の髪」問題いきましょう! 八木ちゃん:いきましょう! さとゆみ:ヘアカタログのヘアスタイル撮影をしているときもよく感じるのですが、大人女性は「生え際」の髪の処理の仕方で、ものすごく雰囲気が変わりますよね。 八木ちゃん:はい、ちょうど今日いらしてくださったモデルさんも生えグセがあるので、どうしても生え際が全開になってしまうという方です。 さとゆみ:じつは、こういう生えグセに悩んでいらっしゃる方が多いですよね。そもそも、生え際は見せないほうがいいのですか? 八木ちゃん:生え際はどうしても他の部分よりも細い毛、弱々しい毛が出やすいんです。ですから、生え際が全開に見えていると、年齢を感じさせてしまうことにも。 少し白髪が生えてきただけでも目立ちやすいというデメリットもあります。
生え際のクセを直すスタイリングのコツ
さとゆみ:なるほど。これは、どんなふうにスタイリングすればいいんですか? 八木ちゃん:まず、頭頂部から前髪をしっかり濡らします。その前髪をこするようにして乾かしていきます。
●1:頭頂部から前髪をしっかり濡らし、前髪をこするように乾かす
さとゆみ:こするように乾かすとどうなるのですか? 八木ちゃん:生え際のクセがとれるので、かきあげ状態になってしまう前髪が、下におりるようになります。さらに、頭を少し下げて、後ろから前に手グシを通しながら乾かします。
ブローだけで一気に若見え!
さとゆみ:これは、だいぶ雰囲気が変わりますね! 八木ちゃん:かきあげ系の前髪も色っぽくてすてきなのですが、生え際が隠れると、だいぶ若々しい雰囲気になりますよね。ポイントは髪を一度濡らした状態からスタイリングすることです。 さとゆみ:ブローの力、すさまじいですね! これはいつも思うのですが「自分の思うように髪をコントロールできている」という状態が、若々しく見える秘訣だと思うんです。クセがあることは決して悪いわけではないのですが、クセがあってもいざとなれば自分の希望通りに整えられるというのはいいですよね。 八木ちゃん:そうなんです! しかも小顔効果もありますので、生えグセのある方はぜひ毎日のスタイリングの参考にしてください。 『女の年齢は髪で決まる』(扶桑社刊)では、さとゆみ&八木ちゃんが大人の女性の髪にまつわる悩みや素朴な疑問をたっぷり解決しています。
佐藤友美/八木花子