トニー・レオン、TIFF審査委員長「とても名誉なこと」橋本愛らとコンペ部門審査:第37回東京国際映画祭
言葉の真意について橋本は「アジアの映画を観るたびに、自分たちはどうやって映画を作っていけばいいのだろうか、どうやったら良くなるのだろうか……という思いになります。映画祭でアジア映画に触れることで、自分たちの現在地を見つめ直すことができます」と明かすと「自分たちにとってアジア映画を知ることはとても大切なことです」と語っていた。
また審査委員として映画を観ることと、プライベートで鑑賞することの違いを問われたトニーは「まったく違うと思う」とつぶやくと「小さいころから映画館が好きで、週に4~5回行くほどなのですが、審査委員長として映画を観るとなると、鑑賞後に素晴らしい審査委員の方と共に議論をしなければいけない。頭が悪いな……と間違ったことをしないようにしっかり観ないといけない」と苦笑い。橋本も「初めての審査委員なので想像でしかないのですが」と前置きすると「直感的に受け取ったものは大切にしつつも、論理的な視点も持ちながら観ないといけませんね」と気を引き締めていた。(磯部正和)
「第37回東京国際映画祭」は11月6日まで日比谷・有楽町・丸の内・銀座地区にて開催中