【ハイライト動画あり】帝京大学が強さを発揮し立教大学を圧倒。ラグビー関東大学対抗戦
さらに31分には、自陣からつないでWTB生田がトライ。40分にはラインアウトモールからHO(フッカー)當眞蓮(4年)が、7つ目のトライを挙げて、43-0で前半を折り返した。
後半も帝京大学はテンポよく攻めて、6分、SH李のパスを走り込んだFL青木がキャッチ、そのまま中央にトライを挙げて50-0とした。
その後、帝京大学のWTB生田が危険なタックルで、シンビン(10分間の途中退場)となり、数的不利となったが、それを感じさせることなく、12分にはSO大町のオフロードパスを受けたFB石原が2つ目となるトライ。14分にはキックオフのボールからつないで、最後はCTB上田倭士(2年)がトライを挙げて、64-0として勝負を決めた。
その後、ようやく立教大学の時間帯となり、26分、モールを起点にFW(フォワード)が前に出て、最後は1年のLO中山英琥(東福岡)が左隅にねじ込み、7点を返した。
しかし、帝京大学は地力の差を見せて、32分には途中出場の1年のLO坪根章晃(東福岡)、34分にはFL甲斐敬心(2年)、ロスタイムにはSH上村樹輝(4年)がトライを挙げ、終わってみれば後半も6トライを重ねた帝京大学が85-7で快勝し、開幕3連勝を達成した。
なお、POM(プレイヤー・オブ・ザ・マッチ)は接点で前に出続け、トライも挙げた帝京大学のキャプテンFL青木が選ばれた。MIP(モースト・インプレッシブ・プレイヤー)には立教大学で、唯一のトライを挙げたLO中山が選出された。
今年も圧倒されてしまった立教大学の福田明久総監督は「帝京大学はフィジカルが強いので、立教大学としてはそのフィジカルにスピードと前に出ることで向かっていこうとした。ただ、最初の部分で受けてしまって、前に出る力がなかった」と振り返った。
キャプテンのSH伊藤光希(4年)は「昨年のチャンピオンチームにチャレンジすることがテーマだったが、不甲斐ない試合をしてしまった。例年通りの点差になったことは悔しい思いはあるが、下を向いて落ち込んでいる暇はないので、次の試合に向けて、今日出た課題を修正して、しっかりチャレンジャーとして臨みたい」と前を向いた。