人気バラエティ番組を作ってきた元テレビマン、高橋弘樹 (株式会社tonari代表取締役社長)が目指す“マスメディア”とは?『スルミ presents トップジャム』
フリーアナウンサーの福田典子がパーソナリティを務める『スルミ presents トップジャム』。12月26日(木)の放送には、番組パートナーの株式会社スルミ 代表取締役CEOの石塚つばさ、ゲストには映像ディレクターで株式会社tonari代表取締役社長 高橋弘樹が出演。テレビとSNSとの関係、ネットメディアや、高橋が目指すマスメディアのかたちなどを語った。
テレビ東京で、「家、ついて行ってイイですか?」をはじめとする人気バラエティ番組を企画演出。ギャラクシー賞など数々の受賞経験もある高橋は2023年3月に独立し、今年、経済動画メディア「ReHacQ(リハック)」を立ち上げた。 ReHacQについては「ビジネスパーソンの方に、何か楽しく社会のこととか経済のこととかを紹介してもらう、うっすらそんな感じ」といい、石塚に立ち上げのきっかけを聞かれると、「経済ニュースや社会のことを知りたいと思う人に届けたいのはもちろん、普段から親しまない人にも見てもらいたいと思って挑戦した」と続けた。 今のSNS時代におけるフェイクニュースや報道のあり方についての質問には、「情報の受け手とメディアの作り手の両者のリテラシー」を挙げつつ「互いに協力しながらやっていき、テクノロジーで解決できるところは解決していけるといいと思う」と答えた。 今後のReHacQの展望について聞かれると、「テレビ東京を辞めたときに、やっぱりマスメディアを作りたい、みたいなことを言っていた」と振り返った。高橋が定義するマスメディアとは「一定程度の時間帯、1個の番組に匹敵するもの」だという。「YouTubeでの約150万回再生がテレビの視聴率1%ほど」と見据え、それをコンスタントに打っていけることが理想だそうだ。「マスメディアはやっぱりやりがいがある。今まではメディアは作れたけど、マスメディアは作れなかった。全世代にわかってもらうマスメディアを作るのはとても難しいけど、ゲームクリアのしがいがあるんですよね」と話した。