初詣のおさい銭額はいくら?その理由は?都道府県別トップ3の2位は「ちょっと意外」な県
一方、おさい銭の金額で宮崎県が全国2位だと宮崎神宮の本部雅裕宮司に伝えてみると… (宮崎神宮 本部雅裕宮司) 「おさい銭が多いということ?愛知県が(さい銭額1位)というのは大体わかる。いろんなお祝いでもたくさん包まれると。宮崎がそれ(全国2位)とはちょっと意外、私にとっては」 宮司も不思議に思う県民のおさい銭事情。取材班はその背景を探った。 ■受験生なので155円。『いい合格』ですかね 学問の神様として知られる菅原道真公がまつられている宮崎市の宮崎天満宮。 正月には合格を祈願する受験生やその家族が次々と訪れていた。 それでは、おさい銭の金額はというと・・・ (おさい銭した人) 「十分にご縁がありますようにと願いを込めて15円入れた。今年受験を控えているので合格を願いに来た」 「(息子が)受験生なので155円。『いい合格』ですかね」 「お賽銭も65円くらい入れた。五円玉と五十円玉を選んだ理由は先が見通せるようにと、志望校にご縁がありますようにという願いを込めている。(先は?)明るいです!」 調査班が参拝客への取材を進めると合格に縁があるような硬貨の組み合わせでおさい銭をする人がほとんどだった。 人によって異なるおさい銭の金額。しかし、とある共通点が・・・ (宮崎神宮参拝者) 「三社、まわらせていただいている。椎葉のほうと高千穂のほう」 「青島と鵜戸神宮で3つ」 (宮崎天満宮参拝者) 「三社参りしたいなと思っている。鵜戸神宮とか青島(神社)とか」 ■特に九州に根付く独自の風習「三社参り」 正月に複数の神社を訪れる三社参り。 県民にとっては馴染みのあるものだが、実は西日本、特に九州に根付く独自の風習だ。 この三社参りが全国2位という結果につながったのだろうか? 宮崎天満宮の中原孝博禰宜の見解を聞いてみると・・・ (宮崎天満宮 中原孝博禰宜) 「神道というか、神社を大事にされる方が多いという現れなんでしょう。神頼みは基本的には楽観的なので、『いいことがありますように』ということを県民性が現わしているんじゃないか」