モペットは電動キックボードと法律が違う！

　そしてモペットの扱い方で混同されがちなのは「電動キックボード」の取扱い方法について。電動キックボードは「特定小型原動機付自転車」または「特例特定小型原動機付自転車」に分類される乗り物で、モペットが分類される原動機付自転車とは一部異なった特別な法が規定されています。

電動キックボードは特定の条件下であれば歩道の走行が可能、免許不要、ヘルメット着用は努力義務

　その内容は、特定の条件下であれば歩道の走行が可能、免許不要、ヘルメット着用が努力義務などというもの。モペットとは大きく異なるルールが施行されているため、決して電動キックボードのような乗り方でモペットを扱うことのないように心がけましょう。 　また、乗り方以外にも注意点があります。モペットは家電量販店やインターネットなどでも特別な手続きが必要なく簡単に入手することが可能ですが、すべての製品が公道走行可能なわけではないという点で注意が必要です。 　定められた規定を超える、原動機付自転車の規定から逸脱してしまっている構造であると判断された場合は公道での走行が危険とみなされ、公道での使用許可が下りずナンバープレートが取得できないケースがあります。 　適切なモペットを選ばず走行させた場合、違反行為とみなされ反則金または罰金の支払いを命じられることになるため、十分に確認してから購入しましょう。 ※　※　※ 　モペットは自転車のような見た目をしていることから、「手軽に乗れる」と勘違いされがちな乗り物。実際、交通ルールを無視したモペットによる事件や事故が後を絶ちません。もし乗る場合は安全基準を満たしているかどうかを十分に確認し、道路交通法を守った安全走行を心がけましょう。