新年への願いを込めた一文字揮毫は「思」 ノーベル平和賞を授賞した日本原水爆被害者団体協議会のスピーチを聞いて選ぶ 熊野本宮大社 和歌山県田辺市
テレビ和歌山
田辺市本宮町の熊野本宮大社で、今日、新年への願いを込めた漢字一文字を宮司が大筆で書き上げる、年末恒例の「一文字揮毫」が行われました。
熊野本宮大社の本殿前では参拝客が見守る中、白装束に身を包んだ九鬼家隆宮司が、長さおよそ1メートル30センチ重さおよそ2キロの大筆に、たっぷりと墨を含ませて、およそ3メートル四方の布に漢字一文字を、勢いよく書き上げました。 九鬼宮司が選んだ一文字は「思」で、日本時間の昨夜ノルウェーのオスロで行われた、日本被団協、日本原水爆被害者団体協議会のノーベル平和賞授賞式でのスピーチを聞いて、この漢字にすることを決めたということです。 九鬼宮司は「人が人を思う優しさが世界の平和に繋がる」「来年は災害がなく平穏な年となるようにとの思いを込めました」と話していました。揮毫された書は、今日から来年1月10日頃まで、授与所前に掲示されます。
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