亡くなった小倉智昭さん、司会とともにナレーションでも視聴者魅了『世界まるごとHOWマッチ』『タミヤRCカーグランプリ』…「大好きでした」
フリーアナウンサーの小倉智昭さんが9日午後3時8分、膀胱(ぼうこう)がんのため死去した。77歳。秋田市出身。2016年に膀胱がんを公表し、21年に肺に転移。昨年には腎盂(じんう)がんと診断され左の腎臓の全摘手術を受けていた。入退院を繰り返しながら治療に励んでいたが、先月に骨盤や腰椎、髄膜にも転移が見つかり、最後は最愛の妻と愛犬に見守られながら息を引き取った。 フジテレビ系「情報プレゼンター とくダネ!」などワイドショーの司会として活躍したが、ナレーターとしても人気が高かった。TBS系「世界まるごとHOWマッチ」テレビ東京「ヤンヤン歌うスタジオ」、テレビ東京「タミヤRCカーグランプリ」などで聞かせたハイテンションのナレーションは視聴者を大いに魅了した。 プラスチックモデルやRCカー、ミニ四駆、工作キットなどの製品で知られるタミヤは公式X(旧ツイッター)で「小倉智昭さんのご冥福を心よりお祈り申し上げます。小倉さんには1984年から1994年の10年もの長い間、テレビ東京の『タミヤRCカーグランプリ』で番組ナレーターを務めていただきました。小倉のお兄さん、ありがとうございました!」と感謝の思いをつづった。 Xでは、小倉さんのナレーションに魅せられたファンから「子どもの頃に見た『大橋巨泉の世界まるごとHOWマッチ』の軽妙な七色のナレーションが強烈な印象で大好きでした」「番組の司会やる時とナレーションのテンションの差が面白かった。またラジオで喋る小倉さんのいい砕け具合も好きだったな」「やっぱり”声”の印象が残る人」「1983年に登場した『世界まるごとHOWマッチ』でナレーター小倉智昭さんにびっくりしたのを思い出すね…それまでのアナウンサーに無いパワーとスピードで、なんか一歩時代が進んだように感じたものです」などの声が上がった。
中日スポーツ