ヘタフェ指揮官ボルダラス「信奉するクライフから言われたんだ。『良い選手たちがいなければ美しいプレーなど忘れてしまえ』と」 | ラ・リーガ
25日のラ・リーガ第7節、ヘタフェはアウェーでのバルセロナ戦に臨む。前日会見に出席したホセ・ボルダラス監督は、ラ・リーガ6戦全勝のバルセロナを相手にも、選手たちには戦う準備ができていることを強調した。 「バルセロナは収めている結果からすれば欧州最高のチームだ。ラ・リーガではすべての試合に勝利しているし、そのタレントとエネルギーはしっかりと感じ取れる」 「私は彼らの懸命に走る姿勢、プレッシングを好んでおり、そこにタレントも加わるならば打ち勝つのは難しい。厳しい試合になるが、しかし私たちは期待を抱いて臨むよ。チームには心構えがあるんだ」 ボルダラス監督はバルセロナと関係が深い故ヨハン・クライフ氏の信奉者として知られているが、自チームで実践しているフットボールは同氏が好んだようなパススタイルではなく、インテンシティーの高さを前面に押し出したスタイルだ。 しかし、もしかしたらボルダラス監督は、クライフ氏から教えられたことを守っているだけなのかもしれない。 「私にとってフットボールの良いプレーというのは勝つことだ。このスポーツにロマンティシズムが存在していることは知っているがね」 「昔、ヨハン・クライフと会話をしたとき、彼は私にこう言ったんだ。『良い選手たちがいるならば、君は美しいフットボールを実践できる。いないならば、そんなものは忘れてしまえ』と。彼の言葉こそが真理だよ」 「フリックのバルセロナについて? 監督によってチームは変わるものだ。今のバルセロナは前のチームと違うが、しかし本質は同じであり続けている。バルセロナとの対戦は、どんなときでも困難なものだよ」 ボルダラス監督はその一方で、今季絶望の重傷を負ったバルセロナGKマルク=アンドレ・テア・シュテーゲン、マンチェスター・シティMFロドリについても触れている。 「ヘタフェのチーム全員を代表して、テア・シュテーゲンとバルセロナの関係者全員に励ましの言葉を送りたい。ロドリについても同様だ。彼は素晴らしい選手で、私はバロンドールを受賞することを願っている。ここ数シーズンの活躍は目覚ましく、そのプレーを見るのは私にとって喜びだ」
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