【新極真会】塚本徳臣の長男、飛び蹴りからの胴回し回転蹴りで豪快KO!「スターになる選手」緑代表も期待
10月6日(日)に行われた新極真会主催『第56回全日本空手道選手権大会』(東京体育館)では、第6回&第10回世界大会王者・塚本徳臣の長男・塚本慶次郎(18=世田谷・杉並支部)が、初のベスト8入り。 4回戦では父親を彷彿とさせる、華麗な胴回し回転蹴りで一本勝ち。当てさせず倒す組手で、ニュータイプ次世代の台頭を期待させた。 【フォト・動画】塚本慶次郎、飛び蹴りからの胴回し回転蹴りで豪快KO!連続写真 慶次郎は、96年&11年世界王者であり”マッハ蹴り”などでも知られる塚本徳臣の長男で、18歳。 初日は順当に勝ち上がり、2日目の3回戦では今年のJFKO軽重量級・準優勝の片桐大也に本戦勝利した。 そして準々決勝では身長184cm、94㎏の強豪・落合奏太と対決。 慶次郎は圧力をかける落合に、ステップを使いサークリングしながら相手の攻撃を当てさせず当てる組手で相手を翻弄。まるで父、徳臣に似た組み手スタイルだ。 すると空いた距離から慶次郎が飛び横蹴り!一瞬で懐に入り、パンチ連打の中から高速の胴回転廻し蹴りを放つと落合の顎にヒット!豪快な一本勝ちに場内がどよめいた。 これで慶次郎は自身初の準々決勝進出、入賞を確実にした。 準決勝では今回優勝した多田成慶と対戦。慶次郎は距離を取り、飛び後ろ蹴りなど大技を多用するが、多田に押され何度か場外へ出てしまう。多田が右ローを当ててゆき、慶次郎は本戦で敗退、ベスト8となった。 大会総括では緑健児代表も、慶次郎を「父親と似て、動きも華麗だし倒せる選手」と評価。更に「5月の大会でチャンピオンになっていくとスターになっていく選手かな」とJFKO(体重制の空手全日本)での躍進に期待をかける。 まだ18歳、父・徳臣の下でますます”倒せる組手”に磨きがかかってゆくだろう慶次郎に注目したい。