人種差別チャントで大騒動のエンソ・フェルナンデス、チェルシー指揮官は合流問題なし強調 「選手は声明を出して謝罪し、クラブも同様の対応をした」
チェルシーのエンツォ・マレスカ監督がアルゼンチン代表MFエンソ・フェルナンデスの件に言及した。イギリス『デイリー・メール』が伝えた。 コパ・アメリカ2024でアルゼンチンの連覇に貢献したエンソ。しかし、決勝のコロンビア代表戦後、チームバスのなかで歌った人種差別的なチャントをインスタグラムで拡散してしまい、大騒動へと発展した。 フランス代表を揶揄する内容だったため、フランスサッカー連盟(FFF)は法的措置を取ると声明。エンソはすぐに自身のインスタグラムで「全く弁解の余地がない」「本当に申し訳ない」と謝罪し、クラブも懲戒処分に動くと発表したが、チェルシーのフランス人選手たちはインスタグラムのフォローを解除するなどといった動きを見せ、チーム内の対立も危惧されていた。 現在アメリカでプレシーズンツアーに臨んでいるマレスカ監督は、24日のレクサム戦を前にした記者会見に出席。エンソについて初めて口を開くと、29日にチームに合流予定だと明かし、各所が然るべき対応を取ったと見解を示した。 「選手は声明を出して謝罪し、クラブも同様の対応をした。状況はすでに明らかで、付け加えることはない」 「(チーム復帰は)正直に言って、問題はないと思う。結局のところ、彼らは皆人間だし、誰一人として悪意はないと思う」 「エンツォが戻ってきても問題は起きないと思う。彼はすでに状況をはっきりさせているし、クラブも同様の対応をした。付け加えることはない」 「彼は悪い人間ではない。こういったことは起こり得るし、問題は何もないと思う。エンソとも話したし、多くの選手たちとも話した。彼は声明を出して謝罪した。それははっきりしている」 また、キャプテンを務めるイングランド代表DFリース・ジェームズもコメント。チーム全員でエンソからの謝罪を受け入れたようだ。 「エンソは自分が間違っていたことを認め、クラブやチームに謝罪した。エンソや関係者と話をしたけど、その会話の内容は内に留めておかなければならない」
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