どうなる「声の権利」生成AIで“声の無断使用”問題…求められる“ルール作り”報酬支払われるサービスも
FNNプライムオンライン
音声業界の3団体が13日、共同で会見を開き、生成AIによる音声について、「アニメや外国映画などの吹き替えには使用しない」「使用の際は本人の許諾を得る」「生成であることを明記する」という3つの要望を打ち出した。 容姿やその画像などには「肖像権」があり、作品などの著作物には「著作権」があるが、個人の「声」に関しては今の法律では法的に保護されるかどうかが不明確で、これについて音声業界の団体は“ルール作りが必要”だと訴えている。 AIを使ったサービスを開発する「CoeFont(コエフォント)」では、話してほしい言葉を入力すると本物そっくりの音声が生成できる。 CoeFontには、声の持ち主に「報酬」がいくシステムがある。例えば、動画広告や館内放送、電話オペレーターなどに生成AIの音声を使いたいと企業から依頼があると、声の持ち主の事務所や本人に許可を求める連絡が入り、使用可能ということになればCoeFontから案件に応じた正当な報酬が支払われる仕組みになっている。 「声の権利」は今後どうなるのか。
イット!
【関連記事】
- フリーザ様「私の声が勝手に売られていた」生成AIで有名声優の声を無断作成し収益化も…声優団体が吹き替えに生成AI使用しないよう声明
- 【日本初】「AIクローン」が住宅検討層の悩み解決へ 積水ハウスとAIQがAIチャットサービス開始 住宅オーナーのSNS投稿を学習しリアルタイムで回答
- 生成AIで架空商品の実現へ 消費者と企業をつなぐ「架空商品モール」 「欲しい」を事前検証して開発リスク軽減へ
- グーグル最先端AI搭載「Pixel 9」シリーズ発表 全員が映る写真「合成で」実現 進化と公平性の両立が課題に
- 生成AIに悩み・夢を相談 LINEヤフー中高生向けプログラム 自己発見・理解を深め「選ぶ力」を養うヒントに