「猫背」あなたはどのタイプ?…簡単猫背タイプチェック!タイプ別"猫背"の原因&改善法
身近な健康問題とその改善法を、様々なテーマで紹介する番組『健康カプセル!ゲンキの時間』。 メインMCに石丸幹二さん、サブMCは坂下千里子さんです。 ドクターは、北里大学大学院 医療系研究科医学専攻主任 教授 整形外科医 医学博士 高平尚伸先生です。 【動画】簡単なのに効果抜群!胸周りをぐーっと伸ばして首猫背を改善するストレッチ2種はこちらから【1分45秒~】 今回のテーマは「~骨の変形や内臓の不調にも!~タイプ別"猫背"の原因&改善法」 今多くの日本人が抱える身体の問題「猫背」。放置すると、さまざまな身体の不調にもつながるそうです。背骨のカーブを計測した調査では、小学生は3割、大学生になると約半数が猫背だと判明。さらに、スマホやPC三昧の生活で社会人や高齢者に至っては、8~9割が猫背の可能性があるそうです。そこで今回は、猫背の原因と改善法を専門医に教えてもらいました。
猫背の基礎知識
<猫背はどんな状態?> 背骨は、「頸椎」「胸椎」「腰椎」の3つで構成されています。正常な背骨は、これらが自然な形でS字カーブを描いているのだとか。この形が崩れて、頸椎が後ろに曲がったり、胸椎が後ろに曲がりすぎたり、腰椎が後ろに曲がったりすると猫背になってしまうそうです。 <猫背が及ぼす身体の不調> 猫背を放置していると、筋肉にコリや痛みが生じます。それが長引くと、関節や内臓にまで身体の不調が及ぶ事もあるのだとか。不調の例には、下記のものがあるそうです。 ・肩こり、首こり、腰痛 ・逆流性食道炎 ・股関節痛、ひざ痛 ・見た目が老ける ・自律神経バランスの乱れ ・呼吸が浅くなる ・転倒による寝たきり、認知症リスク
あなたはどのタイプ?簡単猫背タイプチェック
先生によると、猫背には大きく3つのタイプがあるそうです。どのタイプに当てはまるのか、ぜひチェックしてみてください。 <猫背タイプチェック> ▼かかとを壁につけ自然に立つ ▼お尻・肩甲骨・後頭部が壁にぴったりつけば「正常」 1か所でもつかなければ下記のいずれかの猫背タイプになります。(※2つのタイプを持つ場合もあるそうです) <(1)お尻と肩甲骨はつくが頭だけが壁から離れる→「首猫背」> 首猫背の人は、首が前に出ることで肩も前に出てしまい、首から背中を覆う僧帽筋という筋肉が引っ張られ、常に伸びた状態になっています。一方、胸の前にある小胸筋という筋肉は縮み、それが硬くなると慢性的な猫背になってしまうそうです。 <(2)腰の部分にほぼ隙間がなく首が前に出ている→「腰猫背」> 普段座る時間の長い人に多いのが、腰猫背。座る姿勢によって骨盤が後ろに倒れると、連動して腰が丸くなってしまうのだとか。また、高齢になると筋肉の衰えや骨の変形によって腰が丸くなるため、腰タイプの猫背になりやすくなってしまうそうです。 <(3)頭が前に出て腰と壁の間に手のひら2枚ほど隙間がある→「背中猫背」> 背中猫背は、骨盤が前傾して重心が前屈みになった反り腰の状態。バランスを取るために、背中が後ろに移動し、首が前になり背中が丸くなります。隠れ猫背とも言われるタイプだそうです。