“めるる”生見愛瑠、女優として飛躍 状況の変化に戸惑いつつ反響に喜び「少しずつ自信を持てるように」
杉咲花や有村架純らの言葉も励みに
特に大きな経験になったと感じている作品を尋ねると、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』と『風間公親-教場0-』を挙げた。 「罰せられたり人を殺したり、自分と真逆の役をやることによって、『こんな役もできるんだ』という声をいただきましたし、自分でもこういう気持ちになれるんだなと勉強になりました」 視聴者の反響もあり、苦手意識のあった演技に少しずつ自信を持てるように。 「最初は不安が大きかったですが、反響をいただけるようになって少しずつ自信を持てるように。自信を持ってやらないとよくないというのも気づいたので、お芝居は正解ってないですが、自分が正解だと思ったことを自信を持ってカメラの前でできるようになってきています」 共演した先輩女優たちの言葉も励みになっているそうで、『恋です!~ヤンキー君と白杖ガール~』で共演した杉咲花は、生見の成長を見守ってくれる存在になっているという。 「杉咲花さんがすごく好きで、『恋です!』でご一緒してから仲良くさせていただいているのですが、『あの作品見たよ』『よかったね』などと褒めてくださって、見守ってくれているというのはすごく力になっています。杉咲さんの作品を見てすごいって思いますし、人としても尊敬しています」 『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』で共演した有村架純の言葉も大切にしているという。 「『モエカレはオレンジ色』を見てくださっていて、『あの演技は今のめるるだからできる役だったね。素直で真っすぐで素敵だったよ』と言ってくださったのがめっちゃうれしくて。今の気持ちも大事にしながら演じなきゃいけないんだなと思いました」 ■2024年も新しい姿を見せて「皆さんを戸惑わせたい」 今後の抱負を尋ねると幅広い役に意欲を見せる。 「演技は始めたばかりでまだ現場での在り方もわからないので、具体的な目標などはなく、いろんな現場を経験し、どんな役でも演じていきたいと思っています。医療モノや警察モノ、政治系とか、あまりやったことないものも演じてみたいなと。昨年はドラマにたくさん出演させていただいたので、映画にも出てみたいです」 さらに、「昨年は自分自身が変化に戸惑う部分がありましたが、少しずつ心に余裕を持てるようになってきているので、昨年以上に働きたいです」と述べ、「今年も演じたことがない役にも挑戦して新しい姿をお見せすることで、皆さんのことを戸惑わせたいなと。そして、皆さんの記憶に残るような一年にしたいです」と笑顔で語った。 ■生見愛瑠 2002年3月6日生まれ、愛知県出身。『CanCam』専属モデル。“めるる”の愛称で親しまれ、『ヒルナンデス!』木曜日レギュラーなど、数々のテレビ番組に出演しながら、近年女優としても活動の幅を広げており、2021年に『おしゃれの答えがわからない』でドラマ初主演を務め、『恋です! ~ヤンキー君と白杖ガール~』(21)、『石子と羽男-そんなコトで訴えます?-』(22)、『日曜の夜ぐらいは…』(23)、『風間公親-教場0-』(23)、『セクシー田中さん』(23)と数々のドラマに出演。また、映画『モエカレはオレンジ色』(22)ではヒロインを務め、第46回日本アカデミー賞新人俳優賞を受賞した。
酒井青子