【ギフト箱にもこだわり】ベネッセグループの直島文化村、 直島限定のアートや食品をEC展開
ベネッセホールディングスのグループ会社である直島文化村は2024年7月、香川県の直島の特産品などを販売する自社ECサイト「ベネッセハウス オンラインショップ」をオープンした。「あの時の出合い」をコンセプトに、「直島で過ごした時間や体験を思い出せるように」と作られた同サイトは、ウェブページの構成や、発送用の箱など、細部にまでこだわりを持った作りとなっている。 【画像】ギフト箱の内部にまでこだわり 同サイトで販売しているのは、直島限定のアート商品や食品などだ。直島文化村のEC事業を担当する伊崎早秩依(さちえ)氏は、「その年に瀬戸内でとれたレモンを使用したジャムなど、ここでしか手に入らない商品を意識している。実際の製造工程の動画は、ECサイト内に載せている」と話す。 ギフト用の箱には、直島にあるベネッセハウスの壁に、ベネッセハウスの象徴でもある、植物のアイビーをあしらったデザインを採用している。デザインは、外側はもちろん、内側にも印刷されている。「ギフトを見た瞬間はもちろん、開けた瞬間にも喜んでもらえる作りにしたかった」(同)と話す。 同サイトで販売している商品は現在約80種類。2025年度は20品の新商品を予定しているという。「ホテルの用品や食品、直島にある観光施設の関連商品など、直島を思い出してもらえる商品を展開していきたい。高齢の方だと、『昔行った直島にまた行きたいが、なかなか足を運べない』といった声もある。直島に来てくれた方が、帰ってからも楽しめる、そんなECサイトにしていきたい」(同)と話している。
日本ネット経済新聞