簡単にできて元気が回復する「暑さ対策テクニック3」移動中・職場・外出先でも涼める!
暑い日は活力レベルが1日中低迷し、電気の消費量だけが増えていく。家にいるときはエアコンを強くすればいいけれど、当然外では使えないし、1カ月の電気代が大変なことになる。じゃあ、周囲の気温が調節できない移動中、職場、外出先で節電しながら涼むには? 以下の3つの方法で元気を出して、暑い1日を乗り切ろう。 【写真】体をクールダウンしてくれる役目も!体を冷やす「食べもの&飲み物」
手首を濡らす
暑い日のプール、冷たいシャワー、水風呂は気持ちいいけれど、手首をはじめとする脈に触れる部位を水で濡らすだけでも同じくらい効果的。 「動脈拍動を感じる場所は、動脈が皮膚の表面に近い場所です」とデブロック。 「動脈の血液は心臓から全身に送られます。よって、その血液が通る場所を冷たい水で冷やせば、ひんやりした血液が全身に送られて体幹の温度が下がります」デブロックによると、蒸し暑い夜に寝付けないときは、このトリックがとくに有効。 「手首か足を冷やしてからベッドに入ると、寝付きやすくなりますよ」海やイベントに出掛けるときは、小型のミスト機能付き扇風機を持参して。米デトロイトで救急医療に携わるトリファン・ディミトリジェヴスキ医学博士の話では、ミストの水が付いた肌に風が当たると、水がすぐに蒸発して体温が下がるそう。
辛いものを食べる
ただでさえ暑い日に辛いものを食べる気にはならないかもしれないけれど、デブロックいわく頑張って食べるだけの価値はあるかも。「カレーと唐辛子は口のなかの熱受容体を刺激します。それで血行がよくなって汗が出れば、体温が下がりやすくなりますよ」
電解質を補給する
体の臓器と細胞は水がないと正常に機能できない。また、栄養学誌『The Journal of Nutrition』掲載の論文によると、脱水症状は軽度でも私たちの気分に悪影響を与え、タスクを難しく感じさせる。 通常は水がベスト。でも、ディミトリジェヴスキ博士によると、本当に暑い日は電解質入りのドリンク(スポーツドリンクなど)を選ぶべき。汗をかくと電解質、なかでもとくにナトリウムが失われるので補給がマスト。よりナチュラルで低カロリーのオプションを好む人にはココナッツウォーターがオススメ。熱帯医学・パブリックヘルス専門誌『The Southeast Asian Journal of Tropical Medicine and Public Health』掲載の論文によると、ナトリウムが豊富なココナッツには、スポーツドリンクと同等の水分補給効果がある。