大阪府・松井知事が定例会見11月10日(全文1)G20誘致「都市格上げていく」
G20サミット誘致について
産経新聞:産経新聞の〓キムラ 00:12:12〓と申します。よろしくお願いいたします。G20サミット誘致のことでお伺いしたいんですけれども、あらためてサミット誘致に手を挙げる意義というのはどのように考えていらっしゃるのでしょうか。 松井:これはね、日本でG20のサミットが行われるのは初めてということで、僕が考えている一番の意義はね、やはり都市格を上げていくというところです。G20というそういうサミットを開催できるエリアというのは、それだけ安全で安心な都市だということを世界中に発信できることになりますから。これからMICE、万博も含めてですけど、そのMICEを1つの大阪の売りにしてこうということで、IRも今考えているわけなんでね、世界中でやはりそういう世界のトップレベルのそういう会議を、もう十二分にできるエリアはね、東京だけじゃなく大阪でもやれますよということを世界に向けて発信したいと思っています。 産経新聞:一方で現時点では愛知県が手を挙げていて、愛知県は新しい会場を建設中ということで、大阪は想定される、インテックス大阪が昭和60年の建物ですからかなり古いものになると思うんですけれども、その辺でどちらかといえばアドバンスは愛知なのかなと一見して思うのですが、その点、知事はどのように考えてらっしゃいますか。 松井:いや、僕はそうは思いませんね。インテックスは確かに、もう歴史積み重ねていますけど、これは中を改装すれば十分やれる話ですから。開催は2019年ですから、それまでに。これは国とわれわれも一緒になってね、そういう会場の品質というのは十分愛知に負けない形を作れると、こう思っています。 司会:次のご質問、よろしくお願いいたします。
ABCテレビ:ABCの〓フジタ 00:14:37〓です。よろしくお願いします。改装ということであればインテックスの広さ自体を例えば広げるとか、そういうようなことっていうのは何か。 松井:いや、G20をやれる会場の、そもそものキャパシティーに、この今のインテックスは十分なキャパとして、会場として選んでもらえるだけのものなのかどうなのかっていうのは、もう最初に確かめていますし、前回のコングレスのときに最終的にはやはり、会場の施設が京都と比べて十分ではなかったということで、コングレスが駄目だった経緯があるので、今回、この意思決定をする前に、この政府に対してインテックスは会場として資格十分なのかということも確かめた上でやっていますから、これは会場としては資格は十分あるという返事、いただいているので。前回、コングレスのように会場の設備、それからキャパ、このことで否定されるということにはならないと、こう思っています。 ABCテレビ:ありがとうございます。あと、ごめんなさい。あとこれはあらためてになるんですけれども、IRについて国会の会議が12月の9日までということで、ただIRの自主法案というのは審議先送りになっていると。こうなった場合、IR、2023年の開業に対して、検討しているものに対してどういう影響があるかっていうのはあらためてお聞かせ願えますでしょうか。 松井:それは時間が経過すれば、そのしわ寄せはその後の建築工事だとか、その後の書類審査にしわ寄せが来るわけで、そりゃ時間はたくさんあったほうがいいですけど、今2017年、来年2018年の通常国会ではこれを議論しようということになってますから。決して時間的に余裕があるということではないですけども、行政とそして事業者と、その関与するさまざまな企業が全力を尽くせば、2023年、まだ無理なタイムスケジュールではないと思っています。 ABCテレビ:もう苦しいんじゃないかというような声も聞こえてきたりはしているんですけど。 松井:いや、それはね、時間はあったほうがいいけど、19年から、18年度中にいろんな形が全て決まっていければ、そもそも実施法についてはこれ、基本法を通したのが自民党、それから維新、それから公明党は自主投票と。要は基本法を通したその人たちのメンバーは今現在も国会の過半数以上、議席を持っているわけですよ、今現在も。ということは、実施法が提案されればね、これは否決されるなんてことはあり得ない。要は国会の過半数以上の人たちが基本法を通したわけですから。 まずは、依存症対策の法律を、これはわれわれ側からも自民党に早くやろうということで投げ掛けて、自民党も二階幹事長のほうがね、これはやっぱりまずは依存症対策、リスクヘッジの部分を先に必要だよねというような感触も得てるんで、来年の通常国会でこれが提案をされるということが見えてきてるわけですから。事業者の皆さんも今、必死で自分たちでできる準備はしてるし、われわれもまだ実施法が通る前ですけど今回の9月議会においてもね、IRを実施するための予算、これを大阪府、大阪市で提案をして、大阪府議会ではもう成立してますから。その実施法が通る以前の準備というものについては滞りなく進めておりますから、時間的にはタイトにはなってくるけども、2023年、無理なタイムスケジュールではないと思っています。 ABCテレビ:以前、囲みの中でぎりぎりというふうにおっしゃってましたけども。 松井:まあぎりぎりはぎりぎりよ、そりゃ。でも、2023年のときにどこまでできてるかって、全てが完成してるという、でいいんか、一部オープンするのかね、それをこれから実施、要は設計図ができて、具体の施工図ができて工程表ができる中でいろんな判断をしていけばいいと思います。 ABCテレビ:ありがとうございます。 司会:ほかのご質問お願いします。