観客が「怖い」「ゾッとした」…「大竹しのぶ」の再来? 女優「高石あかり」が“憑依型女優”と呼ばれる理由
「夢は“朝ドラ”ヒロイン」
高石がスゴいのは、「その(ゾーン)体験がすごく楽しかった。これまで生きてきたなかで一番興奮したかも」と告白し、もう一度、味わいたいと思い続けていると「それ以降、時々出てきてくれるようになったんです」と答えている点だ。 「彼女の集中力は、同じ“憑依型”の大竹しのぶさんを彷彿とさせるとの感想を漏らす業界関係者も現れ始めている。実際、演技について『体が動くよりも先に目に気持ちが出る』と話すなど、理屈や計算でなく、ストレートに感情を表現できる才能を評価する声は多い」(同) ダンスグループ時代も含め、「人前に出て表現することが私の青春」と言い切る高石は、いまも“青春まっただ中”にいるそうだ。幼少期から憧れた「役者」の仕事ができているイマが楽しくて仕方なく、「まだ夢のなかにいるような気分」だと今年1月、インタビュー取材で明かしている。 「注目度はかつてないほど高まっていて、彼女が語る『朝ドラのヒロインになりたい』という夢も早晩、実現するだろうと囁かれている。アクションだけでなく、悪女からシリアスな演技までこなせる彼女の“七変化”は見ていて飽きることがありません」(同) 物欲も趣味らしい趣味もないという高石は、芝居に“全集中”の日々を送っている。
デイリー新潮編集部
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