古川奈穂騎手がJBCスプリントでG1級初騎乗へ 愛馬バスラットレオンと3年半ぶりのコンビ
4年目の古川奈穂騎手(24=矢作)が、11月4日佐賀のJBCスプリント(Jpn1、ダート1400メートル)で、G1級競走の初騎乗となることが分かった。コンビを組むのは、22年のゴドルフィンマイルなど国内外で重賞3勝をあげたバスラットレオン(牡6、矢作)。自身のJRA初勝利をあげた思い入れのある愛馬で、大舞台に立つ。 【写真】バスラットレオンで初勝利を挙げ、笑顔で引き揚げる古川奈穂騎手 古川奈騎手は「このような機会をいただき、オーナー、矢作先生、厩舎スタッフ、関係者の皆さまに感謝しています。初めてG1に乗れるということはもちろんですが、JRA初勝利をプレゼントしてくれたバスラットにもう一度レースでまたがれることがとてもうれしいです。乗せてもらうからには結果を出さないといけないですし、しっかりと準備をしたいです」と気を引き締める。 バスラットレオンは、デビュー29戦目の今回が、ラストランとなる。記念すべき1勝と、G1級初騎乗の機会をくれた愛馬へ恩返しへ。懸ける思いは強い。 「3年半前、バスラットがダービーに出走した時、馬柱の2走前の欄に自分の名前があって、うれしかったのを覚えています。バスラットは私に競馬の勝ち方を教えてくれた馬であり、いろいろな経験をさせてくれた馬です。その背中で、3年半での成長を感じてもらえるように、いい競馬をしたいです」と意気込みを語った。 同馬は明日31日に古川奈騎手を背に最終追い切りを行う予定となっている。