科学と自然に触れる デジタルの日環境サミット開催 天城町
デジタル庁が推進する「デジタルの日」(10月第1日曜・月曜)に合わせた第1回環境サミット「自然と地球と人にやさしい未来会議あまぎ」(鹿児島県天城町主催)が5日、町防災センターで開かれた。AI(人工知能)やVR(仮想現実)の体験や科学実験ショーなどを開催。親子連れが来場して最新技術の一端に触れながら、環境保護の大切さへの理解を深めた。 同サミットは町民一人ひとりが地球温暖化や環境問題に関心を持ち、徳之島や地球全体の環境について学び考えることが目的。同町が3月に採択した「ユイの心で未来へ紡ぐ地球と人とすべてのいのちにやさしいゼロカーボンあまぎ」の基本理念の下に初開催した。 会場にはNECソリューションイノベータ、九電工、徳之島OA販売など計5社がVRやAIの最新技術を体験できるコーナーを設けたほか、環境省徳之島事務所は「地球温暖化と徳之島の生き物」をテーマに温暖化について説明するパネルやアマミノクロウサギの剥製などを展示した。 開会式典では町内の小中学生を対象に募ったデジタルコンテストの表彰式もあった。「天城町デジマップ」でグランプリを手にした児童は「自信作だったので受賞できてうれしい。AIに興味があるので会場での体験コーナーも楽しみ」と笑顔を見せた。
また沖縄県で活動する「ミスター・カガック」さんが液体窒素やドライアイスなどを用いた科学実験ショーを披露したほか、ペットボトルから作る風車で発電の仕組みを学ぶコーナーもあり、会場は多数の親子連れでにぎわった。