台湾南部の病院で火災 患者ら9人死亡
(屏東中央社)南部・屏東県東港鎮の安泰医院で3日午前、火災が起き、患者8人と機械室の作業員1人が死亡した。 屏東県政府によれば、建物2階の配電室から大量の煙が上がり、消防車など46台が出動した。同院のD棟にいた患者323人が救助されたが、その後8人の死亡が確認された。また機械室の作業員は午後になり心肺停止状態で見つかり、その後死亡が確認されたという。 同院の蘇清泉栄誉院長は、死亡した患者はほとんどが寝たきりで体の不自由な高齢者だったと説明した。 県政府消防局の李彬正局長によると、火災は午後1時8分に鎮圧したという。台湾屏東地方検察署(地検)は同日、報道資料を通じて今後警察や消防に出火原因の調査を求めるとした。 (蔡孟妤、黄郁菁/編集:齊藤啓介)