アジア人初「世界一」に 能登町出身ジェラート職人・柴野さん
●ラジオかなざわ出演、国際大会Vを報告 能登町出身のジェラート職人柴野幸介さん(45)が31日、ラジオかなざわの番組に出演し、9月にイタリアで開かれたジェラートの国際大会での優勝を報告した。同大会ではアジア人初の快挙で、柴野さんは「能登で育った自分にしか作れない味を発信できた。いつか地元で国際フェスティバルを開きたい」と話した。 大会は南イタリアのレッジョ・カラブリアで34人が出場して開かれ、柴野さんは東南アジアの柑橘「カラマンシー」とココナツのソルベに、バジルとグレープフルーツのソースをかけた一品で総合優勝した。ベルガモットの部門も制し、前人未到の2冠を手にした。 能登町と野々市市のジェラート店でゼネラルマネジャーを務める柴野さんは「災害に打ちのめされた故郷のため、ジェラートを通して能登の素晴らしさを伝えていく」と語った。