企業年金給付をオンライン化 共同で専用サイト 大手信託4社
三菱UFJ信託銀行など大手信託銀行4社は11日、オンラインで確定給付企業年金の給付手続きができる新たな専用サイトの共同利用を検討すると発表した。 専用サイトはシステム開発会社が開発中。マイナンバーカードによる本人確認などデジタル化を進め、現在は受給者による紙の請求書送付が必要な給付手続きの時間・コストを大幅に圧縮する。 4社は他にみずほ信託銀行と三井住友信託銀行、りそな銀行。シフトセブンコンサルティング(福岡市)が開発している「企業年金マイページ(仮称)」を共同利用する。開始時期は未定だが、2025年度中には詳細を固める方針。 一時金給付だけでも年間最大約24万人分の手続きがオンライン化できるといい、「将来的に企業年金分野での共通インフラとして定着させたい」(みずほ信託銀)としている。