体に触れるモノの“理想の寿命”を専門家が解説「マスカラは約3か月」「カミソリの刃は約2週間」「歯ブラシはヘッドの裏から見て毛がはみ出していたら交換」
物を大切にするのはいいことだが、あらゆる物には“寿命”がある。寿命を過ぎた後も使い続けると、大きなリスクを招くことも……。そこで、洗面用具や化粧品などの寿命や長持ちさせるコツ、買い替えのタイミングなどを専門家やメーカーにリサーチした。 【イラスト】洗濯機で洗うのは絶対にダメ! ブラジャーは手洗いが基本
読者が実際にどれくらい使い続けているのか、アンケート結果(『女性セブン』の読者、全国の20~80代男女3491人が回答、回答期間2024年9月3~18日)と比較しながら、理想の寿命をひもとく。【全3回の第2回】
【化粧品】使用期限切れの化粧品は肌トラブルの原因に。開封日をメモしておこう!
【アンケート結果】読者の約67%が年数に関係なく劣化するまで使っていた一方で、約17%が1年未満で廃棄 「一度使用した化粧品には、肌の敵となる雑菌や微生物などが混入しており、それらが肌トラブルの原因になります。直接肌に触れるものなので、使用期限は守りましょう」(大人メイク専門家・山田麻衣子さん) ●アイシャドーの理想の寿命:パウダーは1~2年、クリームは6か月~1年 「水分と油分が多いクリームタイプの方が雑菌は繁殖しやすく、劣化が早いです。パウダータイプはチップを介して菌が繁殖しやすいので、定期的な洗浄や交換を」(山田さん・以下同) ●マスカラの理想の寿命:約3か月 「直接まつげに塗って使用するので雑菌が繁殖しやすく、使用期限は短め。使用後はコームについた汚れをティッシュでオフしてから容器に戻しましょう。アイライナーも3か月を目安に買い替えて」 ●ファンデーションの理想の寿命:リキッドは6か月~1年、パウダーは約1年 「開封した時点で、酸化が始まります。期限内でも久しぶりに使うときは、分離していないか、変なにおいはしないかなどに注意を」。未使用の場合は、いずれも3年が目安。 ●チップ&パフの理想の寿命:1~7日 「洗って使う場合は、週に1回は洗浄し、しっかり乾かしましょう。洗うのが面倒な人は、100円ショップなどに使い捨てのチップやパフがあるので、1日~週に1回を目安に交換しましょう」 ●ビューラーのゴムの理想の寿命:1~2か月 「ゴムが劣化すると弾力がなくなり、うまくカールができなくなります。切れたり裂けたりしていたらすぐ交換を。そのまま使い続けると、切れ目や裂け目にまつげが挟まって抜けてしまいます」 ●口紅の理想の寿命:6か月~1年 唇につけて使うので雑菌がつきやすく汚れやすい。「ブラシを使っていても、ブラシを介して菌が混入するので、使用期限は同じ。長持ちさせるには、使用後にティッシュで軽く拭き取って」。