コロナによって働き方が変わった弊社。週5で在宅勤務なのですが、オフィス出勤した場合と比べて生活費はどれだけかさむでしょうか…。
コロナウイルスの流行は、多くの企業で働き方の変革を促しました。特に、在宅勤務を導入する企業が増えています。しかし、在宅勤務ではオフィス勤務と比較して生活費の面でどのような違いがあるのでしょうか? 今回は、週5日、1日8時間勤務で休憩時間が1時間の在宅勤務を例に、生活費を算出し、オフィス勤務と比較してみます。
在宅勤務でかかる生活費
週5日間、9:00~18:00(9時間)を勤務時間として仮定した場合のコストは次のようになります。 ・照明が消費する電気代=0.05kW✕31円/kWh✕9時間=13.95円 ・パソコンが消費する電気代=0.2kW✕31円/kWh✕9時間=55.8円 ・エアコンが消費する電気代=0.7kW✕31円/kWh✕9時間=195.3円 ・昼食代(自炊)=300円 合計565.05円 上記から在宅勤務1日あたりにかかる生活費は約565円と計算できるため、1週間では約2825円かかる計算です。もしコーヒーを飲んだら1杯あたり10~150円程度のコストが加わります。 また昼食は自炊として最小限の金額に設定しています。自炊する場合でもメニューによってコストは大きく変わるので注意が必要です。
オフィス勤務でかかる生活費
オフィス勤務の場合は自宅の水道光熱費などはかからないものの、職場までの交通費やランチ代などの費用が発生します。ニッセイ基礎研究所調査(2020)によると通勤時間の平均は片道36分ほどです。市街地か郊外かで違いはありますが、片道20kmを車通勤すると仮定して計算すると次のようになります。 ・交通費(往復)=40km÷燃費1Lあたり10km✕ガソリン代150円=600円 ・ランチ代=800円(外食を想定) 仮に交通費とランチ代だけとしても1日あたりのコストは約1400円、1週間では7000円かかる計算です。加えてコーヒー代などがかかることもあるでしょう。 ただ実際は会社から通勤手当などが支給されることも少なくありません。令和2年就労条件総合調査結果によると1ヶ月の通勤手当の平均値は1万1700円なので、実質的な負担は1ヶ月あたり300円程度で済む場合も多いようです。 1ヶ月あたりの交通費を300円とすると、交通費とランチ代を合わせて1日あたり1100円、1週間で4400円のコストがかります。