前澤友作が激怒したメタ社の「詐欺広告」がヤバかった…元有名政治家を騙った「投資詐欺」の全貌
深刻な「泉房穂さんをかたった投資詐欺の広告」
先週16日、メタ社が「著名人になりすました詐欺広告に対する取り組みについて」の声明を出しましたが、これまでの被害に対して真摯に向き合い、こうした詐欺につながる広告を絶対に排除するという気概にかけたもので、非常にがっかりしています。 【マンガ】「長者番付1位」になった「会社員」の「スゴすぎる投資術」の全容 その証拠に翌日、Facebookにアクセスすると、ひろゆきさんや中田敦彦さんなどおびただしい数の著名人のなりすまし広告が出てきました。そのなかでも深刻だと思うものがありました。それは、泉房穂さんをかたった広告です。 泉さんは、メタ社の声明に対して前澤友作さんが「社会全体でのアプローチが重要だと考えます」としたことに「なめてんの?」と不快な思いを書き込んだことに対して、「同感です」と応じて、 メタ社の問題としてとらえて「開き直らず、対策を!」としています。そうした発言をしている人にもかかわらず、詐欺グループの側はなりすまし広告をFacebookに平然と出している状況です。 なぜ深刻かといえば、これが本当に泉さん自身の行う投資教室だと思っている方が多いことです。実際に「いいね」の数が1000人を超えており、「頑張ってください」「応援しています」の書き込みも多数みられるからです。信じ切っている人が多い状況に、多くの人が詐欺に遭う懸念を強く感じています。 どのような広告の文面なのでしょうか。抜粋してみてみます。 「こんにちは、泉房穂です。市長をやめて一国民に戻った時に、国のあまりのひどさに愕然とした。先進国の中で30年間、経済成長もせず、給料も上がっていないのは日本くらい。それなのに税金が上がり、保険料が上がり、物価も上がり、使う金がない。結婚すらできない。使う金がないから消費に回らず経済が回らない」としたうえで、 「私は、地元明石で代々続く漁師の息子です。4つ違いで生まれた弟に障害があり、両親も運動して障害児施設をつくったのですが、小学生の頃はよくそこで一緒に遊んでいました。障害を持つ子どもたちの中で育ったこともあり、困っている人の力になりたいと幼い頃から思っていました」とあります。しかし「私は、地元明石で代々続く漁師の息子です」以下の文章は、2018年6月にアップされている泉さんが当時の法テラスの室長と対談しているなかで出てきている言葉です。 さらに「10歳の時の「少年の誓い」を果たすべく、50年走り続けてきて、今60歳。これまでの延長線ではなく、これまでにない「新しい道」をつくっていきたい」とも続きますが、 これはXの固定された、泉さんの紹介文と同じ文言を使っています。