大震災、不明者手掛かり求め捜索 13年半、岩手・福島
東日本大震災から13年半となった11日、津波被害に遭った岩手県釜石市の海岸で、県警釜石署が行方不明者の手掛かりを求め捜索活動を行った。市によると、今も152人の行方が分かっていない。 同市両石町の真白区内海岸で、黙とうに続き、署員ら約20人と警察犬が捜索を開始。熊手で石をかきわけるなどして捜した。 福島県南相馬市鹿島区の烏崎海岸でも、南相馬署員と警察学校の生徒計約80人が黙とう後、捜索に当たった。生徒の1人、同県郡山市出身の西沢琥珀さん(18)は「ご家族から信頼して捜索を任せていただいたと思うので、どんな小さな手掛かりでも見つけたい」と話した。