ドジャース、故コービー氏の精神でワールドシリーズ制覇へ
【AFP＝時事】米大リーグ（MLB）のロサンゼルス・ドジャース（Los Angeles Dodgers）は、25日に開幕するワールドシリーズの栄冠を目指す中で、同国プロバスケットボール（NBA）のロサンゼルス・レイカーズ（Los Angeles Lakers）で活躍したスーパースターの故コービー・ブライアント（Kobe Bryant）氏の精神からインスピレーションを得ている。 【写真】WS第1戦を前にウオームアップに臨む大谷翔平（その他全3枚） 今ポストシーズンのドジャースは、ニューヨーク・ヤンキース（New York Yankees）とのワールドシリーズに進出する過程で、ブライアント氏が2009年のNBAファイナルで語った「まだ仕事は終わっていない」という言葉をスローガンにしてきた。 当時レイカーズはシリーズ2勝0敗でオーランド・マジック（Orlando Magic）に先行していたが、ブライアント氏は満足していない様子を見せており、そのことについて聞かれると「何を喜んでいられるのか？ まだ仕事は終わっていない」と答えていた。 ドジャースを指揮するデーブ・ロバーツ（Dave Roberts）監督は24日、チームが「マンバ」と呼ばれたブライアント氏の執念や冷徹さを示す精神「マンバ・メンタリティー」の再現を目指していると明かし、「コービーの言動から得るものは、多くの人々にとって真実だ」「だから彼の言葉を使うのは、われわれが彼を信じているということ。彼が言おうとしているのは、まだやるべき仕事があるということだ」と述べた。 「（ブライアント氏は）超人的な才能の持ち主というだけでなく、まさに最強だった。まだ仕事は終わっていない。それは、うちの選手たちにも通じることだ」 2020年にヘリコプター墜落事故で亡くなったブライアント氏は生前、ドジャースの本拠地ドジャースタジアム（Dodger Stadium）へ定期的に足を運んでおり、ドジャースにとってワールドシリーズでは最後のホームゲームとなっている2018年の試合も観戦していた。【翻訳編集】 AFPBB News
