中身が見えない引き出し収納、こうすればモノが探しやすく。
整理収納アドバイザーの中山真由美さんの「捨てない」片づけメソッド。まずは片づけたいものを全部出し、並び替えれば捨てなくてもすっきり。夫婦と小学生の子ども2人の4人家族の読者Sさん宅の実例をご紹介。
リビング内の中身が見えない引き出し収納 。
Sさん宅では、リビングで子どもたちが活動することが多いので、子ども用の収納スペースもリビングに設けてある。 「引き出し6つ分が子ども用。どの引き出しにも姉弟のものが混在しています。現状は、とりあえずものが入りきればいい、という片づけ方ですね」(Sさん) 中身が見えない引き出しは、もともと片づけの難易度が高いが、まずは種類別、人別に引き出しを分けることで子どもにも片づけ意識が芽生えるものだと中山さん。 「特に娘さんはそろそろ自分だけの収納スペースも必要になる年代です。今後の収納方法も検討していきましょう」
(A)子どもの自由研究で一度使って放置されているものがゴロゴロ……。 (B)長女のヘアアクセサリー。成長に伴って使わなくなったものも。 (C)クレヨンなどが10個も。明らかに2人で使いきれない量。 (D)便箋などが重なり、引き出しの上から見ると分かりにくい。 (E)鉛筆など文房具が入った引き出し。なんとなく分類はしているが。 (F)買って袋に入ったままのものも。袋から出すことを習慣づけたい。 (G)今後使わないものは処分した。余白ができて、ものが取り出しやすく。 (H)ケースを使いヘアアクセサリーを収納。学校用、遊び用と分けて。 (I)各引き出しに点在していた長女のビーズ類を1カ所に立てて収納。 (J)ノートやメモは大きいものを下にして、見やすいように入れ直す。 (K)文房具類はジャンル別に分け、バラけるものはゴムでまとめて。 (O)ゴミや不用品を処分し、ものを入れ替えたら深い引き出しが空いた。
細かく分類しすぎると子どもが片づけにくくなる。大きさ、種類ごとで簡潔に。
ペン類は書けるものだけを残す。クレヨン類はきれいなものを集めて最小限にした。