「タケを怒らせるリスクを考えるべきだった」久保建英の先発外しにソシエダ番記者が苦言。物議を醸した“ゴールパフォ”については「周りの人間が詮索しても…」【現地発】
重要なクラックの機嫌を損なうようなことをする必要はない
そのエスパニョール戦、出番が回ってきたのは67分だった。アルグアシル監督はタケを含めて3人を同時投入。エメリが言うように、監督の判断が間違っていたことを知らしめるのに時間はかからなかった。 80分、右サイドでボールを受けると、対峙したDF2人の間を突破して左足を一閃。ファーのサイドネットに強烈なシュートを叩き込んだ。 その後のゴールパフォーマンスにどんなメッセージが込められていたかは、ドレッシングルーム内で解決すべき問題だ。ベンチを見ることはなかったが、ユニホームの名前を指さしていた。 ウォーミングアップを行なっている最中にスタンドから浴びせられた侮辱や罵声への反応という意見もあるが、確かにエスパニョールのファンは、バルセロナに絡むことはどんなことでも噛みついてくる。もちろんスタメン落ちに理由を求めるのは自然な流れだ。 周りの人間がいろいろ詮索しても意味はない。しかしクラブは監督に説明を求めるべきだ。今夏、ロビン・ル・ノルマンとミケル・メリーノの2人の主力が流出し、今なお移籍市場がオープンしている中、チームの重要なクラックの機嫌を損なうようなことをする必要はどこにもない。 エメリが言うように、セルヒオ・ゴメスが加入したことで、競争原理を働かせたい気持ちも分かるが、タイミングは今ではなかった。タケを怒らせてクラブにもたらしうるリスクをまずは考えるべきだった。 取材・文●ミケル・レカルデ(ノティシアス・デ・ギプスコア) 翻訳●下村正幸
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