ヤクルト、痛恨黒星…〝魔の火曜日〟払拭できず 先発・吉村が六回まで好投も…七回崩れ4敗目
(日本生命セ・パ交流戦、ソフトバンク4-2ヤクルト、1回戦、ソフトバンク1勝、11日、みずほペイペイ)〝魔の火曜日〟を払拭できない。セ・リーグ最下位のヤクルトは逆転負けを喫し、セ・リーグ勢ではトップの交流戦で4位に後退した。火曜日は今季2勝8敗で、カード頭では1勝のみ。高津臣吾監督(55)は1週間のスタートの切り方に改善を求めた。 【写真】左膝の大けがで離脱した塩見泰隆を思いやり、ヤクルトベンチに置かれている馬の人形 「入りがめちゃくちゃ悪かったですね。全体的に。スチールで足が動いていなかったり(一回に丸山和が盗塁死)、初回にエラーをしたり(長岡)、火曜日の勝率が悪い理由が詰まった今日でした」 立ち上がりに攻撃のリズムをつかめない中、吉村は六回まで散発2安打無失点と好投したが、七回に崩れた。先頭の今宮から4連打を浴びて2点を失い降板。後を受けた救援も勢いを止められず勝ち越しを許した。6回0/3を4失点で4敗目。3、4番には初球を捉えられ「もうちょっといろいろな選択肢があったのかなと」と悔やんだ。高津監督は「ピンチや強打者を迎えた時のピッチングが分かっていないというか、指導していかないといけない」と成長を求めた。 今季は七回に計10失点しており、イニング別では最多で「しっかり投げきることが大事になってくる」と吉村。あくまでもデータではあるが、さらに成長するための課題かもしれない。(赤尾裕希)