「不当な強制捜査」と告発された鹿児島県警の前本部長、検審が「不起訴相当」
ニュースサイトへの捜索を巡り、公務員職権乱用容疑などで告発され、鹿児島地検が不起訴とした鹿児島県警の野川明輝前本部長らについて、鹿児島検察審査会は「不起訴相当」と議決した。
議決は昨年12月24日付。議決では「不起訴処分の記録や審査の申立書などを精査し、慎重に審査した結果、処分の裁定を覆すに至らなかった」としている。
県警がニュースサイトの運営者宅を捜索したことについて、東京の出版社代表取締役の男性(63)が昨年6月、不当な強制捜査などとして野川前本部長らを告発。鹿児島地検は同7月に不起訴としたが、男性は検察審査会に審査を申し立てていた。