老親のお金問題 どう分け合う? 仲が悪い兄妹の橋渡し役と、後日届いた非情の通達
【感想&後日談】
施設見学を終えた夜のことです。料金は高いけど、あそこなら母もなじみの場所だし、毎日体も動かせるしいいかも♪とウキウキしているところへ、姉からLINEがきました。援助を減額すると非情の通達。ええっーーーっ!!! 子どもの学費が理由でした。もちろん、自分たちの生活が優先ですから否やはありません。こうして、やっと見つけた理想の住まいは一瞬の夢と消えたのでした。 私が母の介護を通じて学んだことは、「老後資金は想像以上に必要」ということです。ネットなどでは「90歳までに必要な金額」を想定していることが多いのですが、いまや女性の半数近くが90歳を迎える時代。今年で93歳になる母も「こんなに長生きするとは思わなかった」と言っています。人生100年時代を生き抜くために、できる限りコツコツ働こうと思います。
天野勢津子