ベン・デイビス再離脱のトッテナムは本職CBがゼロ?「様子を見守る必要がある」
トッテナムは、ベン・デイビスの復帰遅れにより、週末のプレミアリーグ第19節・ウォルヴァーハンプトン戦に向けてコンディションの整ったCBが一人もいない状態になる可能性があるようだ。『BBC』が伝えた。 トッテナムは26日、プレミアリーグ第18節でノッティンガム・フォレストと対戦して0-1の敗戦を喫した。この試合ではもともとMFのアーチー・グレイと本職のラドゥ・ドラグシンの二人がCBを組んだが、ゲーム終盤に足首の怪我によりドラグシンが途中交代を余儀なくされてしまった。 この負傷によって頭を悩ませているのがアンジェ・ポステコグルー監督だ。12月5日からハムストリングの負傷により離脱していたベン・デイビスの復帰を待っていた指揮官だが、金曜日の会見で「いや、彼はメンバー外だ。残念ながら練習中に再発してしまい、おそらく数週間は離脱することになるだろう」と再離脱になることを主張。ミッキー・ファン・デ・フェン、クリスティアン・ロメロといった主力CBに続いてベン・デイビスの起用が難しくなったことで、ボクシングデイで負傷したドラグシンの状態が大きな注目を集めている。 ポステコグルー監督はドラグシンについて「判断するにはまだ早すぎる」とし、「昨夜、明らかに足首を捻って、続行できないと感じた。様子を見守る必要がある」と現状を報告している。 もし、ドラグシンが負傷離脱となれば、チーム内にCBが本職の選手が一人もいなくなることになる。ポステコグルー監督は、今回の怪我の危機が監督としてのキャリアの中で最悪のものだと語っている。 「これまでも様々な時期に問題はあったが、これほどのことはなかった。一貫して10人近いトップチームの選手が、かなりの期間出場できない状態が続いている。我々はかなり長い間、なんとかやり過ごしてきて、これ以上問題が起きないことを願っていた。サッカーの性質と試合日程の関係で、常に綱渡り状態でやり過ごしてきたんだ。これは我々にとってもう一つのテストだが、現実は、対処すべきことには対処し、日曜日に向けて準備を整えていくだけだ」