日本一奪還ならず…ソフトバンク王球団会長、小久保監督が宿舎でナイン、スタッフにあいさつ
◇SMBC日本シリーズ第6戦 ソフトバンク2―11DeNA(2024年11月3日 横浜) 【写真】歓喜のDeNAナインをベンチから見つめる小久保監督(左)らベンチのソフトバンクナイン 4年ぶり日本一はならなかった。ソフトバンクの王貞治球団会長(84)と小久保裕紀監督(53)が試合後、横浜スタジアムから移動したチーム宿舎でナイン、スタッフを前にあいさつした。 王球団会長「絶対勝つつもりで臨んだシリーズだったが、こういう結果になって大変残念だった。しかし、一年間の戦いを否定される訳ではなく、素晴らしい戦いをしてきたと思う。シリーズは勝てなかったが変に責任を感じずに、胸を張って来シーズンに向かって頑張ってほしい。ただ、我々の世界は技術屋の世界で、選手でいる以上は常に上に上がるためにどうしたらいいかと考えなければいけない。技術的なレベルアップと取り組む姿勢、そして思い切った決断というのが大事になってくる。オフシーズンはこれらの様々な要素がある中で、一年を振り返って来シーズンに向かってじっくり考えてほしい。自分で方法をみつけて、絶対にこの世界で生き残るという強い思いをもって頑張っていこう。とにかく一年間お疲れ様でした」 小久保監督「最高のかたちで終わることができなかったが、日本シリーズの負けの責任は私にあります。選手たちは最後まで精一杯やってくれたと思ってる。このオフにどういうチーム作りをするか、良いところは引き継ぎながら改善するところは改善する。今年一年ペナントを戦った中で、ホークスとして決められたルールは、若手ベテラン関わらず、やりきってくれたなと。そこは本当に誇りを持ってくれたらいいなと思います。来シーズン当たり前のことを当たり前にできるチーム作りを目指していくので。オフに入る選手はゆっくり休んでもらって、来年への課題がある選手は課題向けて取り組んで、また新たなスタートを切りましょう。今回のシリーズの責任は私にあります。勝たせられなくて申し訳ない」