「紅白」平均世帯視聴率32・7% 歴代ワースト2位も前年より微増 B’zサプライズなど話題に
昨年の大みそかに放送されたNHK総合「第75回NHK紅白歌合戦」の平均世帯視聴率が、32・7%(第2部、後9・00~11・45)だったことが2日、わかった。歴代最低だった2023年の31・9%から0・8ポイント上昇。第1部(後7・20~8・55)は29・0%だった。裏番組ではテレビ朝日系「ザワつく!大晦日2024一茂良純ちさ子の会」(後6・00~7・30)が12・7%を記録し、4年連続民放トップとなった。(数字はビデオリサーチ社調べ、関東地区) 【写真】B’zに大興奮だった橋本環奈 ミャクミャク?みたいな超奇抜ドレス 2部制になった89年以降でワースト2位の視聴率となったが、さらなる下落にはなんとか歯止めをかけた。 番組テーマは「あなたへの歌」。司会を有吉弘行、伊藤沙莉、橋本環奈、鈴木奈穂子アナウンサーが務め、白組のトップバッター・こっちのけんとや、Creepy Nuts、Number_i、ME:I、tuki.ら、若年層からの支持が高いアーティストが初出場を果たした。 一方でデビュー50周年を迎えたTHE ALFEEが歴代最長ブランクとなる41年ぶり、デビュー30周年のGLAYが25年ぶりに出場。イルカや南こうせつ、高橋真梨子らが往年の名曲を熱唱するなどベテラン勢の躍動も目立った。特別企画も大きな話題に。初出場のB’zがサプライズで生パフォーマンスを披露し、名曲「ultra soul」で会場とお茶の間を一体化させた。 23年は旧ジャニーズ勢の出場がなくなるなど、大きな変化があった中で歴代最低視聴率を記録。多彩な出演者と企画で臨んだ24年は、劇的なてこ入れとはならなかったが、国民的番組としては一定の存在感は示した。 同時間帯の番組ではテレビ朝日系「ザワつく!-」が12・7%で4年連続民放トップを獲得。前年から0・4ポイント上昇した。他にもTBS系「大晦日オールスター体育祭」(後6・00~7・00)が9・6%を記録した。