来週は高温多湿で熱中症リスク一段と高まる 本州で危険ランクも 湿度の影響大
この先の暑さ指数は?
この先の熱中症情報をみてみますと、梅雨明けしている那覇市は、連日一番上のランクの「危険」です。福岡市でも7月2日(火)頃からは「危険」ランクに、晴れ間のでる3日(水)は大阪市や名古屋市でも「危険」ランクとなるでしょう。東京都心はまだ「危険」には達しないものの、連日「厳重警戒」ランクです。 この先、蒸し暑さのレベルが一段アップします。暑さ指数(WBGT)が28(厳重警戒)を超えると熱中症患者が著しく増加するというデータもあります。熱中症に警戒が必要です。気温だけでなく、「暑さ指数(WBGT)」をもとにだされる「熱中症情報」も参考になさってください。
熱中症予防のポイント
熱中症を予防するには、以下のポイントを心がけてください。 ①日頃から、体調管理を心がけましょう。朝など時間を決めて、毎日体温を測定したり、健康状態をチェックしたりすることにより、体調の変化に気づくことができます。 ②できるだけ暑さを避けて、喉が渇く前から水分補給を心がけましょう。なるべく涼しい服装を心がけ、日傘や帽子も活用するのが効果的です。入浴の前後や、起床後も、まずは水分を補給しましょう。汗を大量にかいた場合は、水分だけでなく、塩分補給も忘れないでください。 ③暑さを我慢せず、エアコンを使って室内の温度を適度に下げましょう。室内に温度計を置き、室温を確認しながら調節するとよいでしょう。特に、換気を行う場合はこまめに再設定してください。もし、少しでも体調が悪いと感じたら、無理をしないで、自宅で静養することが必要です。高齢者や子ども、障がいのある方は、特に熱中症になりやすいので、周りの方が気を配るなど、十分ご注意ください。
日本気象協会 本社 吉田 友海