支援のあり方とは 「ひきこもり理解のための講演会」 支援者ら40人が学ぶ/岡山・津山市
「ひきこもり理解のための講演会」(津山市青少年育成センター主催)が3日、岡山県津山市山北の市総合福祉会館で開かれ、当事者家族や支援者ら約40人が支援のあり方などについて学んだ。 【写真】ひきこもり理解のための講演会
県ひきこもり地域支援センターの支援コーディネーター・葉山朝子さんが、現場での経験などを基に話した。葉山さんは▽親のこれまでの苦労を傾聴してねぎらう▽親子のコミュニケーションの改善に重点を置く▽ひきこもりの解決をいきなり目指さず、信頼関係を育む―といった支援の原則を紹介した。
誰でもひきこもり状態になる可能性があることに触れ「理解を広めて、困った時に支援につながりやすい地域づくりを進めることが重要」と強調。「家族へのサポートが大切で、安心できる支援を心がけて。当事者への支援では本人のペースに合わせて少しずつ他者とのつながりをつくっていくこと」と述べ、参加者は熱心に耳を傾けた。
津山朝日新聞社