RBのメキエス代表「ドライバーはどうすることもできない」角田裕毅とリカルド、両者もらい事故での中国GPリタイアを嘆く|F1
ビザ・キャッシュアップRBのローラン・メキエス代表が、第5戦中国GPにおいて角田裕毅、ダニエル・リカルドの両ドライバーが、いずれももらい事故でリタイアを選択したことについて「ドライバーはどうすることもできない」と心情を吐露した。 【動画】角田裕毅、マグヌッセンに当てられ中国GP無念のリタイア…リカルドはリスタート直前、ターン14でストロールに追突される 角田裕毅は中国GPで19番手からスタート。レース中盤には13番手まで浮上したが、27周目のターン6でケビン・マグヌッセンに当てられ、無念のリタイアを選択した。 角田はソフト、ミディアムとつなぎ、23周目からセーフティーカーとなり、ここでハードの第3スティントに移行。だがSCエンド後のターン6では、背後のマグヌッセンから接触され、角田の右リアタイヤがパンク。レース続行不可能となった角田は27周目のセクター2区間で無念のリタイアとなった。 今季5戦目にして角田は初のリタイア。なお、マグヌッセンにはレース中の10秒タイムペナルティが科されている。 僚友のリカルドはセーフティーカーエンド直前の26周目ターン14で、ランス・ストロールに追突された。ストロールにも10秒ペナルティとの裁定が。リカルドはフロアにダメージを負ってペースが上がらず、34周目にリタイアを選択している。 RBとしては2人のドライバーがそれぞれ他車からの接触が原因で、両者リタイアを余儀なくされるという、散々な結果の中国GPとなってしまった。 チーム代表のローラン・メキエス氏は「残念な日曜日。ドライバーはどうすることもできない」と結果を嘆いている。チーム公式メディアがその言葉を伝えた。 「我々にとっては残念な日曜日になってしまった。2人のドライバーは別々のインシデントでレースから離脱してしまった」 「この結果はつらいが、受け入れて前に進むしかない。良い意味で言えば、たとえ週末がスローサイドから始まったとしても、10番手争いに加わるまで十分なペースを取り戻せたことが大きな収穫だった。チーム全体がそのために取り組んできたからね」 上海ではチームとして散々な結果となってしまったRB。次戦マイアミGPでは、改めて5強に次ぐ位置でポイント圏内で戦えるのかが要注目となる。
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