「琉球優勝の立役者」や「18歳の新鋭」…W杯不出場の日本代表候補12名を徹底紹介!
▼赤穂雷太
生年月日:1998年8月28日(25歳) ポジション/身長・体重:SF/196センチ・94キロ 所属:秋田ノーザンハピネッツ 元日本代表の赤穂真氏を父に、双子の妹・ひまわり、姉にさくらを持つなど優れたバスケットボールDNAを持つ。強靭な肉体でBリーグでは外国籍選手にマッチアップすることも多い一方で、大学時代にガードに挑戦していたこともあってドリブルや3ポイントなど多彩な技量を持つ。新天地・秋田で迎えた今シーズンはキャリアハイの16得点をマークしている。 これまでの日本代表経験としては、U18の代表候補になったことがある他、昨秋のアジア大会のメンバーに選出され、中核として出場した。ただし、フィジカルに戦えるディフェンス力は良いものの、3ポイントに安定感を出し得点力を上げられねばパリ五輪の選考は遠いと言わざるを得ない。1月下旬には試合中に右足太ももの肉離れを負っているのも気がかりだ。
▼テーブス海
生年月日:1998年9月17日(25歳) ポジション/身長・体重:PG/188センチ・85キロ 所属:アルバルク東京 「第3のPG」の座は当確と見られていた昨夏のワールドカップは、強化試合での出来が芳しくなかったこともあってメンバー入りを逃したが、パリ五輪ではロスター入りの有力候補であることに変わりはない。今シーズン移籍加入したアルバルクでは開幕から先発出場を続け、タレントの多い強豪で自身の平均得点は前年から下がってはいるものの、シュート成功率など「質」を見た時にはレベルアップしたプレーぶりをしていると言える。 またディフェンスチームである同チームで守備も成長。「+/-」はリーグトップクラスの数字を記録しており、攻守で安定感のあるところを示している。当人もパリ五輪行きは切望しており、3ポイントの確率を上げることでそこに近づくのではないかと語っている。
▼渡邉飛勇
生年月日:1998年12月23日(25歳) ポジション/身長・体重:C/207センチ・108キロ 所属:琉球ゴールデンキングス 2021年東京五輪では出場こそなかったもののメンバー入り。バレーボールをプレーすることでも養った跳躍力を生かしたリバウンド力で選出の可能性大だと思われていたワールドカップは、事前の強化試合中に右肩の脱臼を負ったことで出場はならなかった。今シーズンはその肩の故障で開幕から欠場していたが昨年12月より復帰。23年2月のワールドカップ・アジア地区予選Window6のイラン戦では4本のオフェンスリバウンドを取り、カッティングからホーキンソンのパスを受けて豪快なダンクを決めるなどの活躍を見せた。 ビッグマンの少ない日本だが、パリ五輪へ向けてはワールドカップ出場の川真田紘也(滋賀レイクス)らとの椅子の取り合いになる可能性がある。