「琉球優勝の立役者」や「18歳の新鋭」…W杯不出場の日本代表候補12名を徹底紹介!
▼安藤誓哉
生年月日:1992年7月15日(31歳) ポジション/身長・体重:PG/181センチ・84キロ 所属:島根スサノオマジック ホーバスHC体制下では代表候補選出時には故障に見舞われるなどで、1試合の出場にとどまるなどやや不運が重なってきた。しかし、売りである力強いドライブと3ポイントは同HCの志向するバスケットに合致していると見る向きも多い。今シーズンは約10本とリーグのトップクラスの3ポイント試投数を記録しながら平均得点でも上位につけ、ワールドカップメンバーの河村勇輝(横浜ビー・コルセアーズ)、富樫勇樹(千葉ジェッツ)らと同様、得点力の高さで「第3のPG」としてパリ五輪へ向けてホ―バスHCにもアピールしている。 2019年のFIBAワールドカップ日本代表メンバーに選出されるも、3試合の出場で4本放った3ポイントのうち1本を決めただけで、翌年の東京五輪メンバーには入らなかった。
▼阿部諒
生年月日:1995年5月4日(28歳) ポジション/身長・体重:SG/184センチ・84キロ 所属:仙台89ERS 今シーズン、島根から仙台へ移籍し開幕から先発出場を続け、出場時間を大きく伸ばしながら得点力と守備力でチームの躍進に貢献。それが認められてホ―バスHC体制下では初の代表候補招集となった。オフェンスでは3ポイントが一番の特徴で、キャッチ・アンド・シュート、またオフドリブルからリリースの速いシュートを打つことができ、今シーズンは平均試投数5本以上と前年までよりも大きく数字を伸ばしている。 3ポイントだけでなく中に切れ込んでのフローターといった武器もある。また冷静にスキップパスをさばくなど、コート上での落ち着きと視野の広さも際立ち、高いアシスト能力も見どころの一つだ。フィジカルさのあるディフェンスも、スティールでB1のトップ10に入る数字を残している。
▼今村佳太
生年月日:1996年1月25日(28歳) ポジション/身長・体重:SG/191センチ・92キロ 所属:琉球ゴールデンキングス 攻守で年々レベルアップを遂げ、今や琉球のエース格となって昨シーズンは琉球のBリーグ初優勝の原動力となった。巧みなドリブルからのドライブインや3ポイントなどからの得点ができるだけでなく、ボールハンドラーとして味方を生かすパスにも長ける。ディフェンスも粘り強く、ペリメーターの選手としてはリーグ屈指のオールラウンダーだ。 昨秋のアジア大会の日本代表に選出され、こちらでも中心選手としてチームをけん引。自ら得点機をクリエイトできる能力に自負を持っておりパリ五輪出場を強く望んでいる。ワールドカップ前の合宿時にはホ―バスHCから課題として伝えられた3ポイントの安定性が出てくれば、競争の激しいSGポジションながら選考争いに入ってきそうだ。